オックスフォード大学の研究によると、今後10〜20年で、米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化される可能性が高いそうです。
肉体作業だけではなく、「医療診断」など人間の領域とされてきた認知能力を必要とする幅広い仕事も機械化されていくようです。
つまり、生き残るのは、ロボットやAIには向かない芸術などのクリエイティブな作業です。
聖書は、人は誰もがクリエイティビティ(創造性)を持っていると言っています。
天を創造し、これを延べ広げ、地とその産物を押し広げ、その上にいる民に息を与え、そこを歩む者たちに霊を授けた神なる主は、こう言われる。
聖書(イザヤ42:5)
まず、神様はこの世にあるすべてのものを創造されました。
しかも「ことば」によってです。
私たちは言葉一つで無から何かを造ることはできません。
最高の創造性です。
次に、「息を吹き込んだ」という何とも芸術的な方法で、しかも「創造性に富む神」に似せて私たち人間を造られました。
つまり、人間が科学、テクノロジーやAIを発達させることができるのは、この神様から与えられた創造性によるものです。
なので、ロボットは人間のマネができても、何かを創造することはできないのです。
人間は神様の創造性で直接造られましたが、ロボットは人間の限られた創造性の中で生まれたものだからです。
創造性に溢れる神に想いを向ける時に、私たちは自分がAIと比較できないほど豊かな創造性を持っていることに気づくことでしょう。
創造性が悪いのでもなく、テクノロジーやAIが悪なのではありません。
「この創造性を何のために使うか?」
「テクノロジーやAIをどう使うか?」
が最も重要なのです。
この創造性を豊かに用いて、それを与えられた神様を賛美する。
この創造性によって、さらなる格差や支配を生み出すのではなく、すべての人が共に助け合い、愛しあえる社会を築いていくことが大切なのです。