何もかもうまくいかなくて心身ともに疲れ果ててしまい、現実から逃げたいと思うこともありますよね。
それを心理学用語で、「逃避」と言います。
聖書は、私たちが神様に立ち返るために、神様が人生の様々な問題が起こることを許されることがあると言っています。
あなたの神、主がこの四十年の間、荒野であなたを歩ませられたすべての道を覚えていなければならない。それは、あなたを苦しめて、あなたを試し、あなたがその命令を守るかどうか、あなたの心のうちにあるものを知るためであった。
聖書(申命記8:2)
荒野で40年間さまよったイスラエルの民のように、人生の様々な問題は私たちの本当の問題を明らかにします。
現実に起こる3つの問題を紹介します。
①人生の危機
神様は、病気や精神的なストレスや失業など危機的な状況を用いて、真の問題に正面から向き合うことができるように導いてくだることがあります。
②周りの人
神様は、周りの人を用いて気付きを与えられることがあります。
あなたのことを心にかけ、「あなたのしていることは間違っている」と言ってくれる人。
愛と真実をもって「大切なものを失いかけているじゃないか。そのままでは家族を、健康を、仕事を失うことになるよ」と直言してくれる人です。
③大惨事
神様があなたの人生でこの方法を用いる必要がないことを願います。
肉体的、感情的、霊的、経済的、そして人間関係において破錠して、どん底に突き落とされることがあります。
神様がいるのに、なぜ大惨事が起こるのか?
どうしても認めない人の自由意志を、神様が尊重されるからです。
「わかった、あなたは神のようになりたいんだね。ではやってごらん」といって神はあなたが神の立場に立つことを許されます。
そして自分で蒔いた種を刈り取り、人生における大惨事を経験することになるのです。
危機は火災報知器のようなものです。あなたの人生は何かがおかしくなっているよ、と警告して鳴り饗きます。
もし自宅で火災報知器が鳴り出したらどうしますか。「なんてやかましい火災報知器なんだ。だれか石でも投げて止めてくれ」と無視するでしょうか?
急いで原因を突き止めるでしょう?
あなたの人生にサイレンが鳴っていないでしょうか?
それは、本当の問題を解決できる神様が「私のもとに来なさい」と呼ばれているのです。
【参考文献】回復への道 (リック ウォレン)2005/9/1