祈りは求めるだけじゃない「感謝を忘れた9人」ルカ17:15-18

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パナソニック創業者の松下幸之助氏は、友人にこう相談しました。
「どうも自分は最近、何となく寂しくて物事を悲観しがちになるのだが、これはどういうわけだろうか」

友人に「感謝の念がないから、そういうような寂しさに陥るんや」といわれて、反省したそうです。

 聖書も、感謝を忘れがちな私たちの問題を指摘しています。 

キリストは重い皮膚病を患った10人を癒されました。
しかし、その後キリストの元に戻って、感謝を表したのはたった1人でした。

15  そのうちの一人は、自分が癒やされたことが分かると、大声で神をほめたたえながら引き返して来て、
16  イエスの足もとにひれ伏して感謝した。彼はサマリア人であった。
17  すると、イエスは言われた。「十人きよめられたのではなかったか。九人はどこにいるのか。
18  この他国人のほかに、神をあがめるために戻って来た者はいなかったのか。」

聖書(ルカ17:15-18)

私たちは、神様の恵みを当たり前と思ってしまいがちだということです。

私たちは自分が辛いときは、必死に祈り求めます。
でも、祈りが答えられた後は、どうでしょう?

私たちは求めていた時と同じ熱量で、
感謝を伝えているでしょうか?
祈っているでしょうか?
意識して神さまを崇めているでしょうか?

しかも、感謝を伝えに戻ってきた1人は、サマリヤ人でした。
サマリヤ人は、他国人と書いてある通り、ユダヤ人とは違う神観を持っていました。
しかし、素直に感謝を伝えたのです。

私たちはどうでしょう?

たとえ、聖書の知識がいっぱいでも、たくさん祈っていても、礼拝に通っていても、本当に大切なことを見失っているかもしれないのです。

私たちがすべきこと。それはシンプルに神様に心から感謝することです。
時間をとって、思い返してみましょう。

今まで、答えられた祈り。
今、与えられている恵み。

一つずつ数えて、感謝していきましょう。

今日の祈り 今日の祈り
神様、感謝を忘れてごめんなさい。今までの全てを感謝します。 イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。

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この記事を書いた人

牧師。ライフコーチ。
1985年札幌で生まれる。小樽商科大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行で3年間勤務。関西聖書学院(KBI)で1年間聖書を学ぶ。CCC(Campus Crusade for Christ)短期宣教を通じて出会った、当時CCC専任スタッフのク・ソンリムと2012年に結婚。2013年から3年間ソウル・オリュン教会日本語礼拝部伝道師として仕えつつ、トーチ・トリニティ神学大学院英語コース修士課程(Torch Trinity Graduate University/Master of Divinity)を修める。2016年から3年間、母教会札幌キリスト福音館で牧師として仕えた後、2019年より、札幌ガーデンチャーチを開拓。

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