聖書が難しく感じる3つの理由「もっと読みたいけど、一人じゃ、わからない。続かない。」

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はじめに

「毎日、聖書をはじめから読もう」と意気込んだけど、2カ月もしないうちに挫折した経験があるのではないでしょうか?

創世記をなんとか読んでも、まず出エジプト記の途中でつまずきます。

長さ何キュビト、高さ何キュビトと、幕屋の設計図が出てくるからです。

流し読みをしている自分に罪悪感を感じながらも、なんとか、次のレビ記にたどり着きます。

そこで、99%の人が、完全に聖書を読むことを断念します。

私たちの実生活にいったいなんの関係があるのかわからない、「祭りやいけにえ」についての記載に顔面パンチを浴びるのです。

今日の記事を読むと、「なぜ、聖書が難しく感じるのか?」の原因を知り、聖書をすらすら読むヒントを得ることができます。

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なぜ、聖書が難しく感じるのか?

なぜ、聖書が難しく感じるのか?

理由は、3つあります。

①歴史背景知識の不足

まず、聖書を理解するには、イスラエルの地理、歴史、文化知識が最低限ないと難しいです。

しかも、それだけでは不十分です。

なぜなら、聖書は、イスラエル人の信仰や、物事の考え方をもとに、書かれているからです。

彼らのレンズで見ないと、21世紀の日本人のレンズで読んでも、わかるようで、実は意味が違ったなんてことはザラにあるのです。

しかも、聖書に出てくる国はイスラエルだけではありません。

創世記の舞台はメソポタミア、出エジプト当時のエジプト、ダニエルがいたバビロニア、エステルがいたペルシャ。

イエス様の時代はローマです。

歴史が苦手人だとそもそも読むのがキツくなりますし、歴史が得意でも、途中でこんがらがります。

②時系列がわかっていない

断片的に知っているけど、バラバラでつながっていない場合もまた読めません。
聖書を順番で読んでいって、一番厄介なのが、時代がいったり、きたりすることです。

サムエル記でダビデが出てきて、列王記からは彼以降の王様が50人出てきます。
そして、最終的にバビロンにイスラエルが捕囚されて終わります。

ところが、次の歴代誌でなんと再びダビデが出てきます。

時間が戻っているのです。

時間が戻ることには意味があるのですが、それは別の機会でお話しします。

預言書も同じです。

預言者が生きていた順番で並んでいないので、時代が行ったり来たりします。

イザヤ、エレミヤ、ダニエル、エゼキエル、そして、ホセア。

あれ?ホセア書を読むと「ユダの王ウジヤの時代」と始まります。

ユダの王ウジヤの時代とはイザヤより前に活動していた預言者です。

エゼキエル書はバビロン捕囚の後の話なので、つまり、いきなり、時代が戻ることになるのです。
ここをきちんと整理しないと聖書はなかなか読みにくいです。

③各書簡の概要が頭に入っていない

多くの人は、なんとなく聖書の人物の名前を知っています。

アブラハム、モーセ、ダビデ。

もっとすごい人は、彼らが何をしたのかというストーリーも知っています。

アブラハムが、息子イサクをいけにえに捧げるシーン。
モーセが、紅海を分けたこと。
ダビデが石ころ一つで巨人ゴリアテを倒したこと。

でも、彼らがどの書簡に載っているかは微妙です。

アブラハムは創世記。
モーセは?出エジプト記?レビ記は?申命記は?ヨシュア記には出てこない?

なぜ?

ダビデは?

サムエル記?列王記?歴代誌?
あれ、詩篇にも出てくるよな?

では、逆の質問です。

サムエル記、列王記、歴代誌はどんな話が出てきますか?

全部、ダビデの話ですか?
それぞれの書簡の違いはなんですか?要約とテーマはなんですか?

こうやって聞かれると、一言で答えられません。

もっと言えば、エズラ記、ネヘミヤ記っていつの時代の話で、どんな内容って聞かれたら、閉口しますね。

でも、よく考えれば、聖書の背景知識を基礎から学んだことがないので、当たり前なのです。

私たちの知識は、おそらく日曜日の礼拝メッセージを聞いて、なんとなく蓄積された断片的な知識なのです。

つまり、私たちが聖書を読み進めていくためには次の3つが必要だということです。

①歴史背景知識を最低限おさえる
②聖書を時系列で整理し直す
③各書簡の概要を頭に入れる

これができれば、聖書を一人ですらすら読めるようになります。

夢だった通読も可能ですし、なるほど!こういう意味か!と深い井戸の中から冷たい水を汲むように、楽しく読めるようになるでしょう。

しかし、問題は、これらのことをどうやって、学ぶか?ということです。

一人で歴史・背景を学んでみる?
それでは、限界がでしょう。

熱心な人は、YouTubeで聖書を学んでいます。
でも、断片的な学びでは歴史・背景の流れは整理できません。

キリスト教書店にいけば、それっぽい本はあります。

しかし、たくさんあって何を選べばいいかわからないし、しかも、分厚い!

私もタイトルで興味を持って買ったけど、600ページの本は最初の数ページだけ手をつけて、その本は結局、本棚のコレクションになってしまいました。

じゃあ、神学校で3年で学ぶのか?

ほとんどの人は、仕事をしているので、まさか仕事を辞めてまで神学校に行くなんて人はいないでしょう。

別に牧師になるわけでもないし…

しかも、神学校に行ったとしても、歴史や地理を体系的に学ぶ授業はほぼありません。

これは、2つの神学校に行く前の、つまり銀行員だった時の、私の叫びでもあったのです。

「誰か、短期間で、わかりやすく教えてくれ!」

そう思っても、そんな人はいませんでした。

そのような講座も、ありません。

誰かが作る気配すら、ありません。

その時、ふと思ったのです。

「自分で作れば、同じように悩んでいる人の助けになるのでは?」

2つの神学校を卒業しているし、特に韓国の大学院で、毎日10時間以上も勉強して身につけた(あの時は本当に頑張った…)、聖書の知識を、わかりやすく体系的にまとめるなら、きっと誰かの役に立つはずだ…

こうして誕生したのが、「聖書の歴史背景マスター講座」です。

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それだけ見ても、聖書の見方がだいぶ変わると思います。

聖書を読んでみたけど、挫折してしまった方、もっと深く学びたい方、ゆうき牧師は、皆さんの聖書勉強をサポートします。

またお会いしましょう!

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この記事を書いた人

牧師。ライフコーチ。
1985年札幌で生まれる。小樽商科大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行で3年間勤務。関西聖書学院(KBI)で1年間聖書を学ぶ。CCC(Campus Crusade for Christ)短期宣教を通じて出会った、当時CCC専任スタッフのク・ソンリムと2012年に結婚。2013年から3年間ソウル・オリュン教会日本語礼拝部伝道師として仕えつつ、トーチ・トリニティ神学大学院英語コース修士課程(Torch Trinity Graduate University/Master of Divinity)を修める。2016年から3年間、母教会札幌キリスト福音館で牧師として仕えた後、2019年より、札幌ガーデンチャーチを開拓。

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