最近の研究によると、音読、つまり文字を声に出して読むことは、ストレスを軽減してくれることが分かっています。
それは、音読すると「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが脳内に分泌されるからです。
聖書は、聖書のことばを声に出して読むことを推奨しています。
幸いなことよ…主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ人。
聖書(詩篇 1:1-2)
主のおしえとは、聖書に書かれていることです。
昼も夜も、口ずさむ人は、幸いである、つまり、幸せになると言っているのです。
もちろん、ここでの「口ずさむと」は、おしえを忠実に守るという意味も含まれるため、神様の命令を守ることこそ、幸せであるというのが本来の意味です。
しかし、聖書には、聖書のことばを音読する場面が多く出てきます。
イスラエルの民は、聖書の時代も、現代でも、聖書を声に出して読みます。
なぜ、彼らはそうするのでしょうか?
セロトニンを分泌するためでしょうか?
もちろん、そんなわけありません。
詩篇に書いていることを、「神様の約束」として、そのまま実行しているだけです。
私たちが聖書を読む時、ほとんどの場合は、声に出さずに読んでいるのではないでしょうか?
しかし、聖書は音読を勧めているのです。
このみおしえの書をあなたの口から離さず、昼も夜もそれを口ずさめ。そのうちに記されていることすべてを守り行うためである。そのとき、あなたは自分がすることで繁栄し、そのとき、あなたは栄えるからである。
聖書(ヨシュア1:8)
今日から、聖書を声に出して音読してみませんか?
幸せホルモンのセロトニンを出すために読むのではありません。
あくまでも、神様のことばに従うために読むのです。
しかし、結果としてセロトニンが出ます。
神にことばが耳に入り、脳内に届くなら、身体と魂に悪いわけがありません
もし、ストレスで聖書を読むのも億劫な方。
あえて、音読しましょう。
鬱病に悩まされている方。
毎日、一章、聖書を声に出して読みましょう。
聖書の約束は、「口ずさむなら、あなたは栄える」です。