皆さんは、養子にどのようなイメージがあるでしょうか?
実は、当時のローマでは養子縁組は珍しくなく、ポジティブなイメージがありました。
聖書は、私たちはみな、神に養子として特別に選ばれた子であると言っています。
神は、みこころの良しとするところにしたがって、私たちをイエス・キリストによってご自分の子にしようと、愛をもってあらかじめ定めておられました。
聖書(エペソ1:5)
「ご自分の子」のギリシャ語の原語は「ヒュイオセシア」で、これは「養子として迎えられた子」を意味します。
神の養子には3つの特権があります。
① 愛による選び
今日の箇所に「愛をもってあらかじめ定めておられました」とあります。
養子には、必ず選びがあります。
生後6ヶ月のときに、養女としてもらわれてきたある女性は、
「父と母はその日、たくさんの赤ちゃんの中から誰でも好きな子どもを選べたのに、私を養女にしてくれた。ふたりは私の本当の親だ」と感謝しています。
神様は、他の人ではなく、あなたを選びました。
あなたを愛しているからです。
② 相続人となる
相続人とは、親の財産を子供として受け取ることができる特権です。
そのこともちゃんと聖書に書かれています。
子どもであるなら、相続人でもあります。
聖書(ローマ8:17前半)
③ 実子となる
神様の養子縁組は、人間と違います。
しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとなる特権をお与えになった。
聖書(ヨハネ1:12)
ヨハネの福音書では「神の子どもとなる」とは霊的な意味で「新しく生まれるかわる」という意味があります。
どういうことかというと、神様の力によって、本当の子として生まれ変わり、実子として養子されるという意味です。
つまり、養子のように選ばれるけど、実際は神によって新しく生まれた本物の子になるということです。
実は、日本には普通養子縁組と、特別養子縁組の2種類があります。
普通養子は戸籍に「養子」「養女」と記されるのに対し、特別養子縁組の場合は実子と同様に記載されます。
神様の養子は、実子になる特別養子縁組とも言えますね。
私たちは、神様に、愛によって選ばれ、相続財産が与えられ、実子として扱われるのです。
これは何を意味するのでしょうか?
神様は、私たちをめちゃくちゃ愛しておられるということです。