ある男性が崖から転落してしまいました。
たまたま落ちる途中で枝にひっかかり、死にもの狂いでその枝にしがみついていました。
下を見ても150m、上を見ても150mの絶壁です。
彼は叫びました。「だれか助けてくれ一」
その時神の声が聞こえました。
「わたしは神です。わたしに信頼してその手を離しなさい。わたしがあなたを受けとめるから」
すると彼は 下に目をやり、そして上を見上げて言いました。「ほかにだれかいませんか 」
神が最後の頼みであると分かっていても、ゆだねるのを恐れているわけです。
聖書は、「恐れないで、ただ信じれば救われる」と言っています。
これを聞いて、イエスは答えられた。「恐れないで、ただ信じなさい。そうすれば、娘は救われます。」
聖書(ルカ8:50)
キリストに人生をゆだねようとするときに何を恐れるのでしようか。
「きっと何か罰を受けるに違いない」 と思ったり、
「あれをしちゃだめだとか、神様にコントロールされるんだ」と考えたりするかもれません。
しかしよく考えてみてください。
私たちはすでに、何かにコントロールされて生きています。
- 他人の評価、人の目
- 野心
- 両親の価値観
- 癒されていない心の傷
- 悪習慣
それこそ、一番は、神さまに委ねる決断をすることへの恐れにコントロールされているのです。
恐れを克服するには、全てのものから一旦、手を離すことです。
恐れという重荷を降ろすことです。
そうすれば、今まで必死で歯を食いしばってしがみついていたものから解放され、体験したことのない自由と開放感がやってくるでしょう。
恐れないで手を離すとはなんでしょう?
それは、イエスキリストに心から告白する決断です。
一緒に祈りましょう。
今日の祈り
神様、人生の問題の只中にいながら、どうしても手放せない恐れがあります。でも、今日決断します。自分で解決することをやめて任せます。助けてください。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。
【参考文献】回復への道 (リック ウォレン)2005/9/1