しっかり休んだはずなのに、寝ているはずなのに、なかなか疲れが取れない。
そんなことを感じたことはありませんか?
実は、日本の一般成人の60%、人口の3分の1が慢性疲労を抱えていると言われています。※
例えば、睡眠、食事、運動を見直すことで、疲労に強くなることが科学的に証明されています。しかし、わかっていても、疲れが取れていないのが、現実ですよね?
聖書は神様の力で生きるなら、決して疲れないと言っています。
しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように、翼を広げて上ることができる。走っても力衰えず、歩いても疲れない。
聖書(イザヤ書40:31)
「疲れない」と言っているのです。
「本当かよ」と思いますが、聖書は真理です。
「本当です」
ヒントは、ここで出てくる「鷲」です。
鷲は飛行中ほとんど羽ばたかないので、体力をほとんど使わずに何時間でも飛べるのです。
全飛行中で、鷲が羽ばたいている割合は10%以下だという調査もあります。
つまり、鷲は飛んでも飛んでも、疲れない動物なのです。
当たり前ですが、私たちは自分の力で、羽ばたき過ぎているから疲れているのです。
いやいや、現実をみてよと言いたくなりますよね。
「お金を稼がないとどうすんだよ」
「もっと頑張らないと誰が責任取るんだよ」
「休んでいる暇なんかないんだよ」
そうやって、羽をバタバタしても、結局、三階建のマンションくらいしか飛べません。
しかも、残るのは、「疲労感」です。
いつまで、この全力生活が持つでしょうか?
では、なぜ、鷲は翼を羽ばたかせずに、何時間も優雅に飛べるのでしょうか?
鷲は、熱気泡と呼ばれる温かな上昇気流に身をまかせて飛ぶからです。
鷲はその気泡の中を旋回しながら上方に向かいます。
そして、ある高さに達すると、また別の気泡に移り、翼を広げたまま羽ばたかずに、重力を利用してグライダーのように飛びます。
大切なのは、神の上昇気流に身を任せることです。
それを聖書で「信仰」と言います。
鷲は、ハンギングと言って、翼と尾羽の角度を変えることによって、羽ばたかずに向かい風だけの力で、凧のように空中の一点に浮く飛翔方法を身につけています。
羽ばたくのではないのです。
角度を変える、つまり、信じる対象を「自分」から「神」に変えるのです。
どうやて、神の風に乗るのか?
祈りじっと「主を待ち望む」のです。
鷲は、上昇気流が来るまでは決して羽ばたきません。
グラインダーのように、「状況が」どんどん下がっていくように思えても、神が新しい気流を起こしてくださることを待ち望むのです。
今、疲れている人は、一緒に祈りましょう。
必ず、風が吹きます。
神様の風に乗ることを必ず体験できます。
※「全ての疲労は脳が原因」/梶本修身/集英社/2016年4月第1刷発行/2019年6月4日現在