はじめに
今日は、「世の終わりに悪魔はどうなるのか?」サタンの末路について説明します。
おもちゃ会社のバンダイは、0歳から12歳の子どもを持つ保護者を対象に「お子様の怖いものは何ですか?」というテーマでアンケート調査を実施しました。
1番はなんだったと思いますか?
なんと、子どもたちが 一番怖いものは「おばけ」でした。
ちなみに、大人だと
- 1位:死ぬこと 3811票
- 2位:人生を失敗すること 2152票
- 3位:ゴキブリ 1954票
- 4位:お化け 1578票
でした。
目に見えない、存在が科学的に証明されているわけないお化けがランキング上位にいることが面白かったです。
実は私たちが「お化け」と思っているのは、聖書を見れば悪霊であることがわかります。
マンガやアニメの影響もあるとは思いますが、子供が無意識に、悪霊の存在を感じて怖がるのは、実在するからです。
人間を誘惑し、脅かす存在である悪霊。
なぜ、神様がそんな嫌な存在を野放しにしているのか不思議になりますが、世の終わりには、悪霊や悪魔はどうなるの?って思いませんか?
この記事を見ると、世の終わりに悪魔はどうなるのか?ということを聖書から知ることができます。
最近は、聖書の終末預言シリーズという世の終わりについて聖書が何を言っているかだけにフォーカスを当てたYouTube動画をアップしています。「この世はこれからどうなるのか?」ということに対して少しでも興味のある方は、チャンネル登録をよろしくお願いします。
世の終わりにサタンはどうなるのか?
→サタンは、キリストの再臨後に千年間縛られます。①いつサタンは縛られるのか?
→再臨の後また私は、御使いが底知れぬ所の鍵と大きな鎖を手にして、天から下って来るのを見た。
聖書(黙示録20:1)
黙示録20:1は「また」と言う言葉から始まります。
これは、黙示録がもともと書かれたギリシャ語の意味で言うと「この後」という意味です。
つまり、黙示録20章の出来事は、直前の黙示録19章のすぐ次に起こる出来事であると言うことです。
黙示録19章に書かれている出来事は「キリストの再臨」でした。
なので、黙示録20章に書かれているサタンが縛られる出来事は、再臨の後と言うことがわかります。
ちなみに、時系列順で整理すると、
- 19章:再臨によって、獣 (反キリスト) と偽預言者が「火の池」に投げ込まれます
- 20章:その後、 首謀者サタンが縛られます。
ここで、注意したいことがあります。
実は、このサタンが縛られるタイミングというのは千年王国をどのように捉えるかによって変わってきます。
聖書に出てくる「千年王国」の解釈は大きく分けて、3つあります。
これについては、以前の動画をご覧ください。
そのうちの一つの無千年王国説では、初臨の時にサタンの縛りが行われたとされます。
つまり、今から2000年前にイエス様が十字架にかかり復活された時です。
ただ、黙示録20:1-3を見ると、サタンの縛りは再臨後に起こると捉える方が自然です。
また、確かにキリストの十字架と復活によって、サタンは「勝てないことが決定的になったという意味で」敗北しましたが、今の時代も、サタンは活発に動き回っています。
身を慎み、目を覚ましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、吼えたける獅子のように、だれかを食い尽くそうと探し回っています。
聖書(1ペテロ5:8)
このペテロの手紙が書かれたのは、キリストの復活の後です。
では、次に縛られるってそもそも何?と思いますよね?
次のポイントで解説します。
②縛られるとは何か?
→「底知れぬ所」(アブソス) に閉じ込められることまた私は、御使いが底知れぬ所の鍵と大きな鎖を手にして、天から下って来るのを見た。
聖書(黙示録20:1)
ここでの御使いとは、神様の仕事をする良い天使のことです。
この天使が、「底知れぬ所のかぎ」を持ってきます。
「底知れぬ所」とは、ギリシア語でアブソスと言って、悪霊が閉じ込められる場所として聖書に出てきます。
悪霊どもはイエスに、底知れぬ所に行けと自分たちにお命じにならないようにと懇願した。
聖書(ルカ8:31)
今もそこに入れられている悪霊がいますが、大患難時代にサタンにアブソスを開くかぎが与えられ、閉じ込められている悪霊どもが解放されます。
それはいつでしたか?ラッパの裁きです。
こんがらがりますよね?
今日は、「アブソス」という悪霊の牢獄みたいな場所があって、それが神様の主権によって、開いたり閉じたりするという理解だけ押さえればOKです。
そして、今日の、黙示録20章で、サタン自身がこのアブソスに閉じ込められます。
御使いが手に持っている鎖によって縛られ、アブソスに入れられ、鍵を閉められます。
どのくらいの間縛られるのかというと、1000年間です。
彼は、竜、すなわち、悪魔でありサタンである古い蛇を捕らえて、これを千年の間縛り、
聖書(黙示録20:2)
1000年とあるので、私は字義通り解釈することにします。
ここで、サタンの名前が4つ出てきます。
「竜、悪魔、サタン、古い蛇」
全部、同じです。
個人的に気になるのは、竜です。
漫画とかアニメでは竜、ドラゴンがよく出てきます。
「かっこいいなあ~」と思いつつも、なぜ、この世に存在しないはずの竜がこのように頻繁に漫画とかアニメで出てくるんだろうと思ったことがあります。
しかも、形も蛇のような形で、大体空を飛んでます。口から火も出します。
しかも、ドラゴンボールでいえば、神龍といって、しゃべるんです。
名前のごとく、存在は、神に近い存在。
中国などの歴史書や、宗教にも出る竜。
北海道には洞爺湖という有名な観光地がありますが、そこの観光地案内になる地図になぜが、かわいい竜のマスコットの絵が書いていました。
なぜ、竜?と思いましたが、その地一帯が、土着の宗教が盛んであることがわかりました。
この竜のイメージは、聖書を見るならば、サタンであります。
また、古い蛇と言われるように、サタンは蛇とも言われます。
動物としての蛇が好きな人がいたら、すみません。
創世記3章には、アダムとエバを誘惑する蛇が登場しますね?
これはサタンであることがここからもわかります。
そして、1000年後には、再びアブソスからサタンが解き放たれます。
そして、神の許しの中、サタンは、神に向かって最後の戦いを挑みます
そこには、サタンに従う人々がいます。
千年王国の間に誕生した人の中から堕落する者が出るということです。
最終的に、白い御座の裁きが行われ、サタンと罪人たちは、燃える火の池に投げ込まれることが預言されています。
これは、追って取り扱います。
③なぜ、サタンは縛られるのか?
→千年間、サタンが人々を惑わすことのないため千年が終わるまで、これ以上諸国の民を惑わすことのないように、底知れぬ所に投げ込んで鍵をかけ、その上に封印をした。その後、竜はしばらくの間、解き放たれることになる。
聖書(黙示録20:3)
つまり、千年王国の間は、サタンがいないので、人々はメシヤであるイエスキリストの支配により、平和を享受することになります。
主は国々の間をさばき、多くの民族に判決を下す。彼らはその剣を鋤に、その槍を鎌に打ち直す。国は国に向かって剣を上げず、もう戦うことを学ばない。
聖書(イザヤ2:4)
3 この方は主を恐れることを喜びとし、その目の見るところによってさばかず、その耳の聞くところによって判決を下さず、
聖書(イザヤ11:3-5)
4 正義をもって弱い者をさばき、公正をもって地の貧しい者のために判決を下す。口のむちで地を打ち、唇の息で悪しき者を殺す。
5 正義がその腰の帯となり、真実がその胴の帯となる。
1 荒野と砂漠は喜び、荒れ地は喜び躍り、サフランのように花を咲かせる。
聖書(イザヤ35:1-2)
2 盛んに花を咲かせ、歓喜して歌う。これに、レバノンの栄光と、カルメルやシャロンの威光が授けられるので、彼らは主の栄光、私たちの神の威光を見る。
千年王国においては、サタンの惑わしや誘惑はなくなりますが、千年王国にも罪は存在します。
再び人類を試すためであると考えられます。
つまり、サタンのせいで私たちが罪を犯してしまうという言い訳が言えない状況であり、いかに人類が堕落しているかを神様が証明されるということです。
まとめ
まとめましょう。
世の終わりにサタンはどうなるのか?
サタンは、キリストの再臨後に千年間縛られます。
- ①いつサタンは縛られるのか?
→再臨の後 - ②縛られるとは何か?
→ 「底知れぬ所」(アブソス) に閉じ込められること - ③なぜ、サタンは縛られるのか?
→千年間、サタンが人々を惑わすことのないため
次回は、死んだ人は結局どうなるのか?についてお話しします。
ご視聴ありがとうございました。
参考資料:黙示録セミナー終末編 /オメガミニストリーズ•オメガバイブルスタディー、ハーベストタイムミニストリーズ/メッセージステーション