1950年代、アメリカのウィスコンシン大学のあるサークルは、生徒が互いの作品の足りない部分を批評し合っていました。
同時期に、別の大学では、文学部の学生たちが、互いの作品の良い部分を認めてほめる集まりを持ちました。
10年後、作品の良い点をほめあった集まりの学生たちの多くは立派な作家になりました。
しかし、優秀なウィスコンシン大学からは、優れた作家は一人も出ませんでした。
聖書も、お互いの良いところを認めて、高めあいなさいと言っています。
ですからあなたがたは、現に行っているとおり、互いに励まし合い、互いを高め合いなさい。
聖書(1テサロニケ 5:11)
テサロニケ教会には、多くの問題がありました。
しかし、この教会に手紙を書いたパウロは、褒めるのが上手だったようです。
「現に行なっているとおり」と、うまくいっているところをちゃんと認めているからです。
ほめられて嬉しくない人は一人もいません。
しかし、私たちは他の人の短所が気になってしまう傾向があります。
ある調査によると、人には長所が95%、短所が5%あるそうです。
考えてみましょう。
私たちは、普段、他人の95%の長所に気づけているでしょうか?
他人を95%の短所だらけの人間として見てしまっていないでしょうか?
95%の長所は励まし合うため。
5%の短所は助け合うため。
どちらも、ポジティブに考えていくなら、人間関係は必ず良くなります。
今日の祈り
神様、人の短所ではなく、長所に目をとめ、積極的に人をほめることができますように。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。