【父親の不在②】万能感と自己顕示性「いつも反発してしまう」(ヘブル 12:7)

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「父親の不在」による子どもへの悪影響が深刻です。

今日は、 万能感と自己顕示性 を取り上げます。

父親には、子どもに「ダメなものはダメ」という、社会のルールや現実の厳しさを教え込む役割があります。

父なる神は聖書によって、人生のルールや現実の厳しさを教え、従うことを学ばせます。

訓練として耐え忍びなさい。神はあなたがたを子として扱っておられるのです。父が訓練しない子がいるでしょうか。

聖書(ヘブル 12:7)

訓練と聞くと、あまり嬉しくありません。
厳しくされたり、怒られたりするからです。

しかし、天の父なる神は、私たちを不幸にするために支配的に命令しているのではなく、愛する子どもである私たちにとって益となるからときに厳しく言われるのです。

もしあなたがたが、すべての子が受けている訓練を受けていないとしたら、私生児であって、本当の子ではありません。

聖書(ヘブル 12:8)

本来、父親が「何でも許される」という万能感に歯止めをかけ、自分の限界を体感させます。
でも、父親が不在であると、「俺はなんでもやっていい」という万能感と「自分を実際よりも大きく見せたがる」自己顕示性が残ってしまいます。

父親不在だと、この役割を母親だけが担うことになりますが、母親は子供と依存関係に陥りやすく、なかなか難しいのです。

この万能感と自己顕示性は、一見、「甘やかされて育ったわがまま」ととらわれがちですが、実は父親から「愛されていない」という心の虚しさから来るものです。

愛がなく厳しく命令されるならば、子供は必ず反発します。
しかし、厳しく命令されても、父親の愛を感じているなら、従うことで健全な社会性と安定的な人格を養うことができるのです。

もし、あなたが、上司などの上の立場の人との関係に悩みやすく、何かにいつも反発しがちなら、神様から父親の愛を受ける必要があります。

今日の祈り 今日の祈り
神様、父親不在により、反発してしまう性質があります。喜んで従える健全な態度を教えてください。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。
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この記事を書いた人

牧師。ライフコーチ。
1985年札幌で生まれる。小樽商科大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行で3年間勤務。関西聖書学院(KBI)で1年間聖書を学ぶ。CCC(Campus Crusade for Christ)短期宣教を通じて出会った、当時CCC専任スタッフのク・ソンリムと2012年に結婚。2013年から3年間ソウル・オリュン教会日本語礼拝部伝道師として仕えつつ、トーチ・トリニティ神学大学院英語コース修士課程(Torch Trinity Graduate University/Master of Divinity)を修める。2016年から3年間、母教会札幌キリスト福音館で牧師として仕えた後、2019年より、札幌ガーデンチャーチを開拓。

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