「父親の不在」による子どもへの悪影響が深刻です。
今日は、不安やストレスへの弱さを取り上げます。
父親には、外から家族を守るという役割があります。
父親がいないと、この役割を母親だけがすることになります。
しかし、母親は子供と依存関係に陥りやすく、逆に子供が母親を守ろうとして、子供が負うべきでない不安やストレスを負うことになります。
幼い時期に父親不在だった人は、ストレスに弱く、うつ病になりやすく、人生を不幸だと感じる割合が高いというデータもあります。
聖書は、父なる神は私たちを守る方だと言っています。
主はあなたを守る方。主はあなたの右手をおおう陰。
聖書(詩篇 121:5)
「守る」のヘブル語には「慎重」という意味もあり、神様が私たちを最新の注意を向けて守ってられることを表しています。
「右手」の「右」は友人や同盟軍がいる親密さや、法廷で証人が被告を弁護する席が置かれた場所を表しています。
「陰」とは保護者や盾を表しています。
つまり、神様は、私たちを24時間365日、どんな時も隣にいて、細心の注意を払って、敵から守られるということです。
私たちは、生活に意欲と自信があふれ、どんな苦しみや試練も克服できるかのように感じられるときがあります。
一方、すベてのことに意欲を失い、状況もあまりによくなく、ひたすら隠れたいという思いにかられ、子どものようにだれかの懐に抱かれて、助けと慰めを受けたいときがあるものです。
父親が不在の家庭で育っていたら、守られる経験がなく、いつも自分しか頼れない状況に慣れているかもしれません。
問題を1人で抱え、対処するくせがついているので、「なんとかなる」ではなく、「なんとかしなきゃ」と不安やストレスを受けやすくなるのです。
でも大丈夫です。
天のお父さんは、いつも私たちを守られる陰になってくれます。
必要なのは、その神に信頼し、正直に真実な自分を告白し、思う存分、思いを注ぎ出すのです。
私たちが信じる父なる神は、私たちの弱さをになってくださる、 あわれみといつくしみの神です。