「父親の不在」による子どもへの悪影響が深刻です。
今日は、向上心の阻害を取り上げます。
父親が育児参加をしている家庭の子どもは、言語能力や学力が高い傾向にあると言われています。
母親が子どもを育てることや子どもの安全を1番に考えるのに対し、父親は何かを成し遂げることや問題に向き合うことを重要視する傾向にあるからだそうです。
なので、父親不在だと、向上心が育みづらく、何にでも投げやりで無気力な状態を生み出しやすいのです。
思春期を迎えるまでは母親だけで育児を乗り切ったとしても、特に思春期以降に自我を確立する段階で向上心が阻害されてしまうようです。
たとえ父親不在でも、父なる神に従うことで、物事を成し遂げる向上心を体得することができます。
わたしが行うようにと、あなたが与えてくださったわざを成し遂げて、わたしは地上であなたの栄光を現しました。
聖書(ヨハネ 17:4)
聖書を読むと、父なる神様は優しくてじっとしているだけではないことがわかります。
大きなビジョンを持っておられ、人類の救いと幸福のために、成し遂げようとされるお方なのです。
クリスチャンが何か目標を持って、達成しようとすると、「あなたの頑張りはいらないよ」とか「自分の欲のために成功したいの?」といった否定的な反応を聞くことがあります。
私たちは罪があるので、無意識に自分の欲を満たすために野心を成し遂げようとする危険性があります。
しかし、父なる神様は違うのです。
父なる神のビジョンは純真で、多くの人への愛を動機としたものです。
その究極が、自己犠牲の十字架の死と復活です。
御子イエス様は、父のビジョンを見事に成し遂げられ、栄光を受けられました。
私たちも、この父なる神のビジョンを成し遂げるために、献身することができます。
父の思いを成し遂げようとするとき、子である私たちが1番嬉しいのです。
父が喜ばれるからです。
もし、父親が不在で、期待もされず、夢も語られず、育てられてきても大丈夫です。
父なる神は、私たちが神のビジョンを成し遂げられるように、一緒に働いてくれるからです。
無気力は消え去り、人生がワクワク感と、達成感から来る喜びで満たされることでしょう。