アンガーマネジメント⑬怒りの対処法③「気にしない」(箴言12:16)

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朝、仕事に遅れそうな時、何らかの事故で電車が遅れると、イライラすることもあるでしょう。
しかし、これは自分でコントロールできる問題ではありません。

自分の力でコントロールできない事柄に怒りを感じても、結果は変わりません。
無駄なエネルギーとなります。

結局、1番賢い対応は、怒りの対処法の3つ目「気にしない」ことです。
これは、出来事だけではなく、人間関係でも同じです。

 聖書は、他の人の言動に気をとめるなと言っています。 

愚か者は自分の怒りをすぐ表す。賢い人は辱めを気に留めない。

聖書(箴言12:16

「辱め」を新共同訳では「軽蔑されても」と言っています。
つまり、侮辱しても、軽蔑しても、恥をかかせても、嫌なことをされても「気にするな」という意味です。

普通、嫌なことがあれば、気になります。
その時、3つの行動があります。

相手に表すなら、怒りなり、他の人に言えば、愚痴になる。
誰にも言わないばら、悶々と溜め込むことになる。

どれも、良い反応ではなさそうです。

聖書に「気にしない」秘訣が書いています。
それは、神様が自分に何と言っているかだけを気にすることです。

もちろん、他人の忠告は聞いた方がよい時があります。
しかし、まずは神に向かうことが大切です。

侮辱されても黙っている姿から、十字架のイエスキリストを思い出します。
なぜ、キリストはこのような対応ができたのでしょうか?

それは、父なる神との親密な関係を土台にした高いセルフイメージ、自己肯定感です。

自己肯定感が高い人は、幼少期に両親からたっぷりと愛された人に多いそうです。
私のように小学生の時に両親が離婚しており、父親との関係に問題があった人でも、大丈夫です。

父なる神の愛をたっぷりうけることで、健全な自己肯定感を回復することができます。

誰かから「お前は本当に使えないなあ」と言われても、「あの人はそう思うんだ。でも、神様はそうは思っていない」と考えることができます。
父なる神が私たちをどう思っているかは聖書にたっぷりと書かれています。

「私たちは、神がいのちを犠牲にしたくらい愛されている存在です」
「私たちは、神に似せて造られた尊い存在です」

その上で、神に祈ればよいのです。
神様は、私に悪いところがあるならば、あなたが教えてください。

神様にボールを投げたら、あとは気にしないことです。

今日の祈り 今日の祈り
神様、人の言動にすぐ反応してしまいます。気にしないでいられる高い自己肯定感を神様との関係で築いて行けますように。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。

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この記事を書いた人

牧師。ライフコーチ。
1985年札幌で生まれる。小樽商科大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行で3年間勤務。関西聖書学院(KBI)で1年間聖書を学ぶ。CCC(Campus Crusade for Christ)短期宣教を通じて出会った、当時CCC専任スタッフのク・ソンリムと2012年に結婚。2013年から3年間ソウル・オリュン教会日本語礼拝部伝道師として仕えつつ、トーチ・トリニティ神学大学院英語コース修士課程(Torch Trinity Graduate University/Master of Divinity)を修める。2016年から3年間、母教会札幌キリスト福音館で牧師として仕えた後、2019年より、札幌ガーデンチャーチを開拓。

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