日本人の65%は、不安を感じやすい「SS型の遺伝子」を持っているそうです。
ちなみに、アメリカ人は、SS型が19%で、ほとんどの人が楽観的です。
心配は危険を察知するために必要な本能ですが、度が過ぎると、心身ともに疲弊し、ストレスに押し潰されそうになります。
聖書は今日できることに集中すれば、心配はなくなると言っています。
ですから、明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します。苦労はその日その日に十分あります。
聖書(マタイ6:34)
みなさんが、今心配していることは何ですか?
「お金が減ったら、生活できるかな」
「人に嫌われたらどうしよう」
「結婚できるんだろうか」
これらは、まだ起こっていない未来のことです。
未来のことは、私たちにはコントロールできません。
はっきりいって、明日のことを考えることは無駄なのです。
もちろん、明日以降のための計画と準備は有益です。
しかし、準備と計画は、今日することであって、焦点は「今」なのです。
イエス様は、「苦労はその日その日に十分あります」と言いました。
先行きを心配する時間があったら、今するべきことをしなさいといっているのです。
メンタルクリニックの専門家は、「心配や不安を克服する方法」として、「紙に書き出すこと」を勧めています。
これは、今、できることです。
書き出す内容は心配事だけで十分です。
例えば、
「仕事がなくなったらどうしよう」
「あの人に嫌われているかも」
「明日のプレゼンで失敗するかも」
頭の中でも自分が何に心配しているかを把握できそうな気がしますが、書くことで考えが頭の外に出すことができます。
心配が1つ浮かぶと脳は活性化し、次から次へと新しい心配事が出てきますが、書き出して外に出すことで、必要以上の脳が活性化を防げます。
「紙」に書き出すときに、意識したことがあります。
それは、「神」に書き出すということです。
そうすれば、心配事を殴り書きしたノートが、神への祈りの手紙へと変わるのです。
全部書き終えたら、「神様、この手紙をお渡しします」と言って、ビリビリに破いてゴミ箱に捨ててください。
すでに、神様にその手紙は届いているので、あとは神様が何とかしてくれます。
これが、祈りであり、信仰です。