クリスチャンQ&Aということで、今回は「教会には種類があるの?」の後編になります!
もし前編をまだ読んでいない方は、ぜひ読んでみて下さいね。
前編では、教会の種類について簡単に説明しています。
このクリスチャンQ&Aシリーズでは、クリスチャンに関わる素朴な疑問から、
少しディープな問題、普段はなかなか聞きにくい内容…等について、
洗礼を受けて約一年の筆者みずきが、ゆうき牧師に質問をしていき
聖書をもとにわかりやすく解説していくシリーズとなっています。
この記事の内容はYouTubeでも話しているので、よかったらYouTubeも見てくださいね!
取り上げて欲しい疑問や話題があれば、ぜひYouTube動画のコメントでリクエストをお願いします!
前編では、教会の種類について大まかなくくりを説明しましたね。
はい!
教会と一言で言っても、そもそも宗教自体が違う場合があったり
キリスト教の教会の中でも、カトリックやプロテスタントがあったり
しかもプロテスタントの中で宗派が分かれていることを知りました。
では今回は、そのプロテスタントの中でどんな宗派に分かれているのか?
について話していきたいと思います。
よろしくお願いします!
プロテスタントの中で宗派が分かれている
前回のおさらいです。
札幌ガーデンチャーチはプロテスタントの教会なので、
ここではプロテスタントの中の宗派について話したいと思います。
宗派はかなり細かく分かれています。
福音派、聖霊派、自由主義神学
ペンテコステ派
ルーテル派
改革派、長老派、カルヴァン派
バプテスト派、メソジスト派
ホーリネス、聖公会
そして、ここからさらに
「聖霊派含む福音派」と「自由主義神学・リベラル派」
に分けて考える必要があります。
前回も聞きましたが、やっぱり多すぎてよくわかりません・・・
「聖霊派含む福音派」と「自由主義神学・リベラル派」
一緒に整理していきましょう。
まず、「聖霊派含む福音派」っていうのは
聖書に書かれてある全てが神の息吹によることばであり、
誤りがないということを信じています。
それは聖霊派も福音派も共通です。
札幌ガーデンチャーチもそう信じています。
一方の「自由主義神学、リベラル派」っていうのは
聖書に書かれてあることは自分の心の中のことで、
それが客観的な真理でなくても良いとする立場。
つまりどういうことかと言うと、
聖書に書かれていることにはさまざまな誤りもある、
奇跡も実際には起きていない、あくまで比喩として書かれているとする立場です。
学問としての解釈が進み過ぎていて、科学にも偏っています。
リベラルの神学校の大学もあります。
ノンクリスチャンも、一緒に研究していて、学問としての聖書の捉え方です。
信仰、というよりも学問としての側面が大きいんですね。
リベラルは「聖書を学問・研究対象とする立場」
リベラルは理性で把握できるものだけを受け入れます。
科学などの一般的に受け入れられてるものはそのまま受け入れて、
科学的ではないものは信じない。
進化論的な天地創造の解釈とか、心理学を教会へ導入したりもします。
心理学が聖書より上を行っているイメージです。
僕も心理学は少し導入してますけれども、基本的には信仰が土台なんですよね。
そこは明らかに異なります。
地獄はないとする考えもあります。
「地獄なんてある訳ない。あれは比喩だ」と考えられていたり、
キリストの再臨の過小評価などなど・・・
「聖霊派含む福音派」と「自由主義神学・リベラル派」は
聖書に書かれていることを、全て正しいとするかどうか
この点で大きく異なっているかと思います。
なるほど。信仰の土台である、聖書についての捉え方が
福音派とリベラルでは違っていそうですね。
福音派に含まれる宗派
福音派の中で、先ほど話した
聖公会、ルーテル、改革派
長老派、バプテスト、メソジスト
ホーリネスなど・・・
細かく分かれています。
教会を調べていくと「ホーリネス教会」とか「◯◯バプテストチャーチ」とか
「◯◯ルーテル教会」とか名前に付いていたりもしますね。
これらはプロテスタントの中の、福音派の中の、宗派ですね。
微妙に強調点が違うことで分かれています。
例えば、ホーリネスとかバプテスト派っていうのは、
「生まれ変わった」「新生」「バプテスマ」
「浸礼」って言って水にジャブンって完全に浸かることを強調してたりとか。
基本的に、聖書に書かれていることは本当のことだと信じているので
信仰の土台は共通ですが、強調点が異なるということです。
じゃあ、札幌ガーデンチャーチは何派だと思う?
えー!福音派? だとは思いますが、細かい分類には・・・入っているんですか?
札幌ガーデンチャーチは、単立プロテスタントですね。
細かい〇〇派には入ってないです。
ただ大きな括りで見ると、福音派ですよね。
聖書は誤りのない神の言葉って信じています。
聖霊も信じているので、聖霊派なのかも分からないけど、
ただそこを強調するっていうことはないですよね。
札幌ガーデンチャーチって、聖書のこと結構詳しく研究するでしょう?
御言葉を強調するじゃないですか。
だから、結構バリバリの福音派でもあるかな。
とにかく、リベラルではないってことは確かです。
私は結構、そこはしっかり分けて考えているかな。
「神さまに従いましょう」「聖書に書かれていることが真理です」といつも伝えていますよね。
それぞれ細かく分かれていて、全部を把握するのは難しいですが
それぞれに強調点が違うことはわかりました!
これって、見分けることは可能なんでしょうか?
教会を探すとき、どうやって見分ける?
そうだね、教会を見分けるのは必要です。
これは何で必要かというと
例えば、みずきさんが引っ越しをして
どこかの地域で教会に通いたいと思ったら?
出張があった時に、出張先の教会に行きたいって考えたら?
その教会が「教会」って言ってるけど、一体何の教会なのか分かんない!
そうなると、困りますよね。
そういった時には、ホームページを見てみて牧師のプロフィールとかで
ルーテル神学校卒業って書いていたら、プロテスタントの福音派の教会なんだな
って分かるじゃないですか。
出身校や、母教会をみたらホーリネスって書いてあるとか。
なので、調べるとしたら牧師先生の出身校や母教会を調べると参考になると思います。
なるほど。それなら調べられそうですね。
調べてみたら、自分と宗派が違った!と分かったら、行くべきではないでしょうか?
細かい宗派は違えど、信じているのはイエスさま
何々派だから、私と違う! っていうのはちょっと極端かなと思います。
同じくイエスさまを信じてるから、強調点が少し違ったとしても
教会で分かち合えると思います。
でも明らかにリベラル派では、
聖書が正しいかどうか?という問題が出てくるので
例えば、私たちが信じている奇跡についても
「イエスさまは奇跡を起こしてない」
と言われると、分かち合うのは難しいですよね。
信じてるものがずれてきちゃうかなと思います。
「あなたはそう思うんですね」っていう、線引きが必要ですね。
自分が何を信じたいと思っているのかは、大切にし続ける必要があります。
あとは、カトリックとプロテスタントに関しては
実際には色々な差があるのも分かりますけれども、
全部否定してしまうと、僕らのルーツも否定することになってしまいます。
カトリックの中から、プロテスタントが来ていますからね。
ルーツは大切にしますし、カトリックの先にはユダヤ教があります。
イエスキリストはユダヤ人として生まれて来られてますから。
ルーツを知るという意味では、少し勉強してみる姿勢もいいのかなと思います。
自分とは宗派や考えが違う! と相手を否定するのではなく、
「あなたはそう思っているんですね」と線引きする姿勢は
今後、クリスチャン生活を送る上で身につけていきたいと思いました。
先生から話をお聞きして、やっと頭の中で整理されました!
これで教会の違いについても、今後自分で理解することができそうです。
まとめ
Q 「教会には種類があるの? プロテスタントの中にも宗派がある?」
A 「プロテスタントの中でも宗派に分かれています。
教会を探す時には、牧師先生の出身神学校や母教会を調べて見ると参考になります。」
プロテスタントの中で
「聖霊派含む福音派」と「自由主義神学・リベラル派」に分かれています。
「福音派」は、
聖書に書かれてある全てが神の息吹による言葉であり、
誤りがないということを信じています。
一方で「自由主義神学・リベラル派」は、
聖書に書かれていることにはさまざまな誤りも含まれていると考えています。
奇跡も実際には起きていない、あくまで比喩として書かれているとする立場です。
学問としての解釈が進み過ぎて、科学にも偏っています。
福音派の中で、細かく分かれている
聖公会、ルーテル、改革派
長老派、バプテスト、メソジスト
ホーリネスなど・・・
これらは、聖書に書かれていることを真理とし、信仰している土台は同じですが、
それぞれに強調点が異なります。
自分が行こうとする教会は、どこに含まれるのか?
分からない時には、牧師先生の出身神学校や母教会を見てみると参考になるかもしれません。
これからも、クリスチャン生活の分からないところ
色んなところに切り込んで
分かりやすく答えていきたいと思っています。
「このこと分かんないんだけど、なかなか聞けないんだよな」とか
「ゆうき牧師これを教えてください」
っていうことがあれば、YouTubeコメント欄で是非教えてください。
動画を通して答えていきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。このメッセージはYouTubeでもご視聴いただけます。