はじめに
今日は、世の終わりに「反キリスト」が何をするのかについて説明します。反キリストという言葉よりも、悪魔の数字「666」を聞いたことがある方の方が多いかもしれません。
666といえば、1976年に製作されたアメリカの映画『オーメン』に出てくる悪魔の子ダミアン。頭に「666」のアザを持ち、6月6日午前6時に生まれました。666とは聖書に出てきます。反キリストの名前を数字に換算すると、666になるという意味です。
なぜ、この数字が大切かというと、反キリストが誰であるかのヒントになるからです。残念ながら、今は誰かわかりません。しかし、聖書は、世の終わりに反キリストが世界を治めたら、この数字がないと、物が買えなくなると言っているのです。
数字がないと買えないとは、数字で管理されている今の方が、聖書の黙示録が書かれた2000年前よりもっと想像しやすいです。
「マイナンバー」制度なんかがそうです。今は日本政府が管理して、悪用されることはなさそうですが、マイナンバーを登録しないと、売り買いができないシステムを政府が作ったら?
犯罪は減りそうですね。でも、これが独裁国家なら、どうでしょう?
政府に反抗するものたち、思想がそぐわない団体、もしくは宗教弾圧が起こったら?
マイナンバーとクリスチャンであることが紐づけられたら、クリスチャンをやめない限り、何も買えなくなります。
このメッセージを読むと、 「666」反キリストが世の終わりにどんなことをするのかを理解できます。
これらのことをちゃんと知っているならば、「マイナンバーやICチップなどの普及」がまさに世の終わりに向かっていることを理解できるようになります。世の流れをしっかり把握できると、どう生きれば良いかがわかるようになります。
最近は、聖書の終末預言シリーズという世の終わりについて聖書が何を言っているかだけにフォーカスを当てたYouTube動画をアップしています。「この世はこれからどうなるのか?」ということに対して少しでも興味のある方は、チャンネル登録をよろしくお願いします。
反キリストがすること
一言でいうと、 「世の終わりの最後の三年半に神のように全世界を支配する」 ということです。
これは聖書に書いていますので、避けられません。
今日は4つのポイントでお話ししていきます。
① 死んで生き返る(ヨハネの黙示録13:3-5)
3 その頭のうちの一つは打たれて死んだと思われたが、その致命的な傷は治った。全地は
聖書(ヨハネの黙示録13:3-4)
驚いてその獣に従い、
4 竜を拝んだ。竜が獣に権威を与えたからである。また人々は獣も拝んで言った。「だれ
がこの獣に比べられるだろうか。だれがこれと戦うことができるだろうか。」
頭のうち一つとあります。
また私は、海から一頭の獣が上って来るのを見た。これには十本の角と七つの頭があっ
聖書(ヨハネの黙示録13:1)
た。その角には十の王冠があり、その頭には神を冒瀆する様々な名があった。
1節には7つの頭とあり、この7つの頭とはイスラエルを支配する7つの国々と解釈されます。なので、その頭のうち一つが打たれて死んだとは、国が一つ滅んでしまうことを意味するかもしれません。その傷は治ったとあるので、滅んだ国が反キリストの力によって、すぐに再生するという意味でしょうか?もしくは、反キリストが本当に死んで、よみがえるという奇跡をするという意味かもしれません。
ここの解釈は学者によっても分かれますが、何れにせよ、反キリストは死んだと思っても、また復活し、その奇跡を見て、世界中の人は反キリストにとりこになるということです。この奇跡に後に、彼はいよいよ世界的な独裁を始めることになります。
この獣には、大言壮語して冒瀆のことばを語る口が与えられ、四十二か月の間、活動す
聖書(ヨハネの黙示録13:5)
る権威が与えられた。
5節の「四十二か月間活動する権威」とは、3年半です。つまり、7年の大患難時代の後半に世界を治めるのです。
② 第3神殿の神の座につく(テサロニケ人への手紙第二 2:4)
大患難時代は反キリストがイスラ工ルと7年問の契約を結んだときから始まります。反キリストは大患難時代の真ん中、3年半経過した時に、イスラエルとの平和契約を破棄します。
彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、半週の間、いけにえとささげ物をやめさせ
聖書(ダニエル書9:27)
る。忌まわしいものの翼の上に、荒らす者が現れる。そしてついには、定められた破滅
が、荒らす者の上に降りかかる。」
ここでの一週とは、7年間を意味します。なので、7年間の間、契約を結ぶという意味です。しかし、半週の間、つまり、三年半経ったあとに、彼は契約を破棄し、残りの三年半、いけにえをやめさせるのです。つまり、イスラエルの神のために作られた神殿に、自分が座る。自分を神として崇めさせる、独裁の始まりです。
不法の者は、すべて神と呼ばれるもの、礼拝されるものに対抗して自分を高く上げ、つい
聖書(テサロニケ人への手紙第二 2:4)
には自分こそ神であると宣言して、神の宮に座ることになります。
彼は、世界中の人々に自分への礼拝を要求します。最初の3年半は世界統一宗教を進め、最後の3年半は自分が神になります。もちろん、これに反対するものは、迫害され、殺されます。
③ 独裁により売り買いさせない(ヨハネの黙示録13:16-18)
反キリストの名前、または名前を換算した数字「666」の刻印を受けなければ、経済活動ができくなります。
16 また獣は、すべての者に、すなわち、小さい者にも大きい者にも、富んでいる者にも
聖書(ヨハネの黙示録13:16-18)
貧しい者にも、自由人にも奴隷にも、その右の手あるいは額に刻印を受けさせた。
17 また、その刻印を持っている者以外は、だれも物を売り買いできないようにした。刻
印とは、あの獣の名、またはその名が表す数字である。
18 ここに、知恵が必要である。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。それは人間を
表す数字であるから。その数字は六百六十六である。
「刻印」とは何でしょうか?現代のテクノロジーで1番考えやすいのが、「人間に移植可能なコンピューター ・チッ
プ」だと考えられています。日本ではまだ馴染みのないこのマイクロチップですが、アメリカやドイツ、スウェーデン
などではすでに数千人が体内にマイクロチップを埋め込んでいます。これを埋め込めば、職場に入る時も、社員証は要りません。手の甲を当てれば、中に入れます。これからは、クレジットカードとして使えるようになるともいわれています。イメージは、手に内蔵された、Suicaですね。
スウェーデンでは政府機関が運営する社会保障システムに国民の個人情報が登録されています。これはスウェーデン在住者であればオンラインで誰もが閲覧できるようになっているといいます。閲覧できる情報には、氏名、住所、電話番号、婚姻関係、さらには給与までもが含まれています。スウェーデンのほかにはドイツでも数千人がマイクロチップを埋め込んだといわれています。
I am Robotのウェブサイトでは60~80ユーロほどでマイクロチップを購入でき、購入後は専門の施設、または同社が提供する注射器で、埋め込むことになります。同社のマイクロチップと連動するドアノブなどを導入すれば、マイクロチップを伴として利用できるようになるといいます。
概要欄にスウェーデンで実際にマイクロチップで、電車に乗る人の動画のURLを載せておきます。
スウェーデンの国有鉄道会社SJが導入したマイクロチップ・チケットシステムYouTubeDezeenチャンネルより
反キリストが、このように世界中のすべての人の個人情報を管理し、悪用するならばどうなるか想像できますね?
聖書は、売り買いができなくなるとあります。つまり、この刻印を拒否する者は、死にます。徳川家康の時代、キリシタンが迫害されたような迫害、いやそれ以上の迫害が世界規模で起こるのです。
もし、私たちがこの時代に生きているなら、死んだとしても刻印を拒否する必要があります。獣の刻印を受けた者は、イエスキリストによる永遠の救いを失うことになります。
9 また、彼らの後にもう一人、第三の御使いがやって来て、大声で言った。「もしだれか
聖書(ヨハネの黙示録14:9-11)
が獣とその像を拝み、自分の額か手に刻印を受けるなら、
10 その者は、神の怒りの杯に混ぜ物なしに注がれた、神の憤りのぶどう酒を飲み、聖な
る御使いたちと子羊の前で火と硫黄によって苦しめられる。
11 彼らの苦しみの煙は、世々限りなく立ち上る。獣とその像を拝む者たち、また、だれ
でも獣の名の刻印を受ける者には、昼も夜も安らぎがない。」
「火と硫黄によって苦しめられる」とは永遠の裁きです。
12 ここに、聖徒たち、すなわち神の戒めを守り、イエスに対する信仰を持ち続ける者た
聖書(ヨハネの黙示録14:12-13)
ちの忍耐が必要である。
13 また私は、天からの声がこう言うのを聞いた。「書き記せ、『今から後、主にあって
死ぬ死者は幸いである』と。」御霊も言われる。「しかり。その人たちは、その労苦から
解き放たれて安らぐことができる。彼らの行いが、彼らとともについて行くからである。」
主にあって、死ぬ方が幸いだと、神様ははっきりと言っています。また、この刻印を受けている人は、悪性の腫物で苦しむとも書いています。
第一の御使いが出て行き、鉢の中身を地に注いだ。すると、獣の刻印を受けている者たちと獣の像を拝む者たちに、ひどい悪性の腫れものができた。
聖書(ヨハネの黙示録16:2)
ちなみに、ヨーロッパで「マイクロチップ」を埋め込み、その後、「これはやばい」と焦って手術でチップをとった人が癌になって死んだというニュースを聞いたことがあります。これもまた、想像できる話です。
まとめ
反キリストがすることは、一言でいうと、 「世の終わりの最後の三年半に神のように全世界を支配する」ということです。
これは聖書に書いていますので、避けられません。
① 死んで生き返る(ヨハネの黙示録13:3-5)
この奇跡によって、世界中の人を神のような人物として信じさせます。
② 第3神殿の神の座につく(テサロニケ人への手紙第二 2:4)
イスラエルとの7年間の平和条約を結んだ三年半に、急に神のように神殿に座ります。
③ 独裁により売り買いさせない(ヨハネの黙示録13:16-18)
今のところ、マイクロチップのようなテクノロジーでこのような管理が可能になっています。
読んでくださってありがとうございました!
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参考資料:イスラエルセミナー終末編/オメガミニストリーズ・オメガバイブルスタディー 使用画像元: Pixabay, Unsplash ・By © 20th Century Fox – IMPAwards, https://en.wikipedia.org/w/index.php?… ・CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index…