陰口に疲れたとき「ストレスがたまる会話の内容ワースト1位は人の〇〇」聖書(ルカの福音書6:37)

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ネットの調査によると、聞いていてストレスがたまる会話の内容 ワースト1位は「人の悪口、陰口」で59%、2位は「愚痴、不満」で50%でした。
陰口や愚痴を言う人は、ストレスを感じていますが、興味深いことはそれを聞いている人にもストレスが伝染していると言うことです。

それは、全ての人が「誰かをさばいている」のに、「誰かにさばかれる」ことは嫌だと感じているからです。

ここでの「さばく」とは、人のことを「悪く判断する、罪に定める」ということです。

 聖書は、「さばいてはいけません、むしろ、赦しなさい」と言う積極的な行動を命じます。 

さばいてはいけません。そうすれば、あなたがたもさばかれません。人を不義に定めてはいけません。そうすれば、あなたがたも不義に定められません。赦しなさい。そうすれば、あなたがたも赦されます。

聖書(ルカの福音書6:37)

私たちは、他人が間違いを犯すと、指摘して、裁きたくなります。
でも、自分が間違いを犯したときに、「裁いて欲しい」という人はいないはずです。

自分はすでに反省しているのだから、「裁かずに愛して欲しい」

これが本音です。

駐車違反の紙が車に置いてあっても、罰金の請求がこなかったら、内心ほっとするものです。
禁錮何年の犯罪で裁かれても、裁判官が初犯なのでと、刑を軽くしてくれたら、嬉しいでしょう。

死刑にあたる罪を犯しても、被害者が赦してくれるなら、涙がでます。
それでも、私は死にますとあえて、罪を被る人はいるでしょうか。

誰もが他人に厳しく、自分に甘いのです。
でも、他人には、厳しくされるよりも、甘くしてもらえたら嬉しいものです。

南アフリカには、犯罪率が低いことで知られているバベンバ族がいます。
現代文明を受け入れない彼らは、どのようにしてこのような成熟した関係を築いているのでしょうか?

それは、彼らが、さばかずに、赦すことを実際の行動に移しているからです。

バベンバ族は、過ちを犯した人を、村中の人が集まって取り囲みます。
—人ずつ順番に、その人の悪いことを指摘するのでしょうか?

違います。
—人ずつ順番に、その人が以前に行った良い行いを言ってあげるのです。

一般的には処罰すべきと考えられる犯罪人を、ほめてあげるのです。

「あなたは本当に良い子だった」「あなたは、昨年、雨がたくさん降ったとき、流されていくわが家の豚を救ってくれた」

あらゆる称賛と激励のことばを言ってあげるのです。
誇張したり、冗談を言ったりする人は一人もいません。

この称賛リレーを続けていると、その過ちを犯した人はすすり泣き始めます。

そうすると、村中の人々が彼を優し抱きしめます。
そして、彼の罪を赦し、慰め、励まします。

そうすると、二度と罪を犯さなくなるそうです。

先ほどの聖書箇所では、「さばいてはいけません。そうすれば、あなたがたもさばかれません」と書いています。
この真意は、「神があなたを裁かないんだから、あなたも人を裁いちゃいけないよ」とことです。

犯罪ではなく「小さな嘘」とかそういうレベルであれば、罪を犯したことのない人は私を含めて一人もいません。
完璧きよい神は、私たちの小さなごまかしをさばく権威があります。

しかし、イエスさまは、私たちの罪のさばきを代わりに背負って、十字架上で死なれました。
神様こそ、私たちの良いところに目をとめ、赦されたのです。

この十字架の愛を体験している人は、他の人をさばくのではなく、赦すことができるようになるのです。

今日の祈り 今日の祈り
神様、私はすぐに人をさばいてしまいますが、自分が赦されていることを今日知りました。人に優しくなれますように。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。
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この記事を書いた人

牧師。ライフコーチ。
1985年札幌で生まれる。小樽商科大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行で3年間勤務。関西聖書学院(KBI)で1年間聖書を学ぶ。CCC(Campus Crusade for Christ)短期宣教を通じて出会った、当時CCC専任スタッフのク・ソンリムと2012年に結婚。2013年から3年間ソウル・オリュン教会日本語礼拝部伝道師として仕えつつ、トーチ・トリニティ神学大学院英語コース修士課程(Torch Trinity Graduate University/Master of Divinity)を修める。2016年から3年間、母教会札幌キリスト福音館で牧師として仕えた後、2019年より、札幌ガーデンチャーチを開拓。

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