はじめに
今日は、「教会とは何なのか?」について解説します。
教会と聞くとみなさんは何を思い浮かべますか?ステンドグラスの美しいチャペルでしょうか?また日本語で「教会」と書くと「教える会」になってしまい、堅苦しい印象を与えてしまいますが、教会はもともとギリシア語の「エクレシア」の訳語です。細長く作ったシュークリームの上面にチョコレートを塗った洋菓子のことではありませんよ。
この記事を読めば、「教会とはて何か?」という問いに対して明確に答えることができるようになります。
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「教会とは何なのか?」一言で言うならば、 「教会」は、神様に呼び集められた人々の集まりです。
教会のギリシャ語の原語「エクレシア(ecclesia)」には、「人々の集まり」という意味があります。
エクレシア
「エクレシア」には英語の「呼ぶ(call)」の語根となった単語が含まれています。
なので、厳密に言うと「教会」とは、建物のことでもなく、宗教団体組織のことでもなく、「信仰共同体」を指す言葉なのです。ただ、言葉の便宜上、クリスチャンでも建物のことを「教会」と呼ぶこともあります。教会は、「イエスはキリストである」という信仰告白の上に立つ共同体(※プロテスタントの理解)で、イエス・キリストの思いを実現していく「キリストのからだ」であり、喜びも悲しみも分け合う「神の家族」です。
1.【聖書で使われている例】
1.教会は、信仰告白の上に建てられる
そこで、わたしもあなたに言います。あなたはペテロです。わたしはこの岩(信仰告白)の上に、わたしの教会を建てます。
聖書(マタイ16:18)
2.教会は、キリストのからだ
あなたがたはキリストのからだであって、一人ひとりはその部分です。
聖書(1コリント12:27)
3.教会は、神の家族
こういうわけで、あなたがたは、もはや他国人でもな寄留者でもなく、聖徒たちと同じ国の民であり、神の家族なのです。
聖書(エペソ2:19)
2.【身近な例】
みなさんの家の近くに教会はありますか?
実は教会の建物を見ると、だいたいカトリックなのかプロテスタントなのか見分けることができます。カトリック教会は、昔ヨーロッパの教会で、聖書が母国語で訳されていなかった時に、視覚で聖書を理解できるようにと、様々な装飾やステンドグラスを施すようになりました。一方プロテスタントは、目に見えない聖書の言葉を際立たせるために、敢えて質素で機能的な造りの建物にしているところが多いです。
3.【教会での使用例】
よく「教会に行くのは敷居が高い」とか「自分のような俗人が行くようなところではない」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、そんなことはありません。
教会はいつでも新しく来られる方を歓迎しています。ただ、歓迎の仕方が下手だったり、ウェルカム度が高すぎてで引いてしまうかもしれませんが、そこは多めに見てくださいね。
まとめ
「教会とは何なのか?」一言で言うならば、 「教会」は、神様に呼び集められた人々の集まりです。
- 教会は、信仰告白の上に建てられる
- 教会は、キリストのからだ
- 教会は、神の家族