【苦難の原因②】私たちの落ち度「あなたをかばってくれる人がいる」(ヨブ記33:23-24)

hardship
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旧約聖書のヨブ記は、ヨブが、理由もなく苦しみに会うところからスタートします。

ヨブは4人の友人に激しく責められます。
「あなたが正しいならこんな苦難は起こらない」と。

ヨブも反論します。
「苦難の原因は私ではない」

この言葉には、「私は悪くない。こんなことを起こした神が悪い」という怒りが隠されています。
私たちも「なぜ、こんなことが起こるんですか?」と神に対して怒りをぶつけてしまう時があります。

 聖書は、原因は神にはないけれども、神は私たちを弁護してくださると言っています。 

23  もし彼のそばに、一人の御使いが、千人に一人の仲介者がいて、その方が彼に代わって 彼が誠実であることを告げてくれるなら、
24  神は彼をあわれんで仰せられる。「彼を救って、滅びの穴に下って行かないようにせよ。わたしは身代金を見出した」と。

聖書(ヨブ記33:23-24)

ヨブ記の最後で、神様ご自身が仲裁に入られます。
ヨブも友達も神に叱責されます。

神の前で、全く正しく、非難される罪のない人は1人もいないからです。

私たちの人生で起こる苦難も、結局のところ、私たちの不完全さから生じる部分は少なからずあるはずです。
でも、「お前が悪い」と言われたら、やるせないですよね。

この苦しみはどこに向ければいいのでしょうか?

十字架の上のイエス・キリストに全部、吐き出すことができます。

イエスキリストが、私たちの不完全さや落ち度をかばってくれるのです。
新約聖書に、先ほど読んだ箇所とそっくりな箇所があります。

5  神は唯一です。神と人との間の仲介者も唯一であり、それは人としてのキリスト・イエスです。
6  キリストは、すべての人の贖いの代価として、ご自分を与えてくださいました。これは、定められた時になされた証しです。

聖書(1テモテ2:5-6)

ヨブ記では「身代金」、テモテでは「贖いの代価」とありますが、同じ意味です。
私たちの不完全さや、失敗、過失をすべて、十字架で神ご自身のいのちを持って、償ったということです。

なので、誰も私たちの落ち度を責めることはできません。

人生の苦難で、苦しんでいる私たちをイエスキリストは、私たちをかわいそうに思い、かばってくれるのです。

今日の祈り 今日の祈り
神様、人生に苦しみがあり辛いですが、私を責めずにかばってくれるお方いることを知りました。ありがとうございます。 イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。
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この記事を書いた人

牧師。ライフコーチ。
1985年札幌で生まれる。小樽商科大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行で3年間勤務。関西聖書学院(KBI)で1年間聖書を学ぶ。CCC(Campus Crusade for Christ)短期宣教を通じて出会った、当時CCC専任スタッフのク・ソンリムと2012年に結婚。2013年から3年間ソウル・オリュン教会日本語礼拝部伝道師として仕えつつ、トーチ・トリニティ神学大学院英語コース修士課程(Torch Trinity Graduate University/Master of Divinity)を修める。2016年から3年間、母教会札幌キリスト福音館で牧師として仕えた後、2019年より、札幌ガーデンチャーチを開拓。

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