8世紀に書かれた古事記と日本書紀には、人は死ぬと黄泉の国に行くと書いています。
黄泉の国は、地底にあり、鬼や悪神が大勢いるとも書いています。
聖書でいう地獄に近いですね。
その他、宗教には天国が「あの世」とか「極楽」なんかとも呼ばれ、神や天使などがいる天上の理想の世界として説明されることが多いです。
皆さんは、天国がどこにあるのか?と聞かれたら確信を持って答えられますか?
地獄より天国に行きたいとすれば、当たり前ですが、天国がどこかは知っておきたいですよね。
聖書は、天国は「第三の天」にあると言っています。
「天」という単語は新約聖書だけでも276回出てきます。
聖書は三つの天について述べています。
私はキリストにある一人の人を知っています。この人は十四年前に、第三の天にまで引き上げられました。肉体のままであったのか、私は知りません。肉体を離れてであったのか、それも知りません。神がご存じです。
聖書(2コリント12:2)
使徒パウロが引き上げられあた「第三の天」がいわゆる天国です。
もし、第三の天があるなら、他にもう二つの天が存在するはずです。
第一の天は「空」です。
鳥が飛んでいる空間です。
神は仰せられた。「水には生き物が群がれ。鳥は地の上、天の大空を飛べ。」
聖書(創世記1:20)
第二の天は「宇宙」です。
太陽・月・星が置かれる空間です。
神は仰せられた。「光る物が天の大空にあれ。昼と夜を分けよ。定められた時々のため、日と年のためのしるしとなれ。
聖書(創世記1:14)
ちなみに、聖書の一番最初の「初めに、神が天と地を創造した」(創世記1:1)の「天」は複数形です。
神様が、人間が住む空間として、第一の天と第二の天を創造されたという意味です。
では、第三の天は何でしょう?
霊の世界で、そこには神がおられ、天使たちが神に仕えています。
第一の天は目に見えますし、飛行機に乗ればいけます。
第二の天もロケットに乗ればいけます。
しかし、第三の天は目に見えません。
霊的な空間だからです。
つまり、聖書は、神は私たちが認識できない多次元の世界におられ、天国もそこに存在すると言えるのです。
では、どうやったら、第三の天、天国に行くことができるのでしょうか?
聖書は、イエス・キリストを信じる信仰によって、天国に行けると約束しています。
イエスは彼に言われた。「まことに、あなたに言います。あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます。」
聖書(ルカ23:43)
パラダイスとは、第三の天、天国のことです。
天国はどこにあるかはわかりません。
しかし、生き方は明記されています。
善行を重ねる必要はありません。
良い人になる必要もありません。
タバコをやめ、お酒をやめたら天国に行けるのでもありません。
キリストを信じるだけで、即天国に行くことが決まるのです。