平昌(ピョンチャン)オリンピック金メダリストの高木選手は、トップでゴールしてガッツポーズをし、客席の両親の喜ぶ顔を見て、「やったー!」という感情を感じるイメージトレーニングを欠かせなかったそうです。
彼女のメンタルコーチは、「寝る前の3分間」にイメージしたことが脳に強く記録されるという脳の性質を利用して選手に指導していました。
聖書は、聖書にある神様のことばをイメージして寝ることが一番良いと言っています。
床の上で あなたを思い起こすとき、夜もすがら あなたのことを思い巡らすときに。
聖書(詩篇63:6)
床の上とは今でいうベッドの上。
夜もすがらとは夜通しです。
ダビデは人々に裏切られて、イスラエルの荒野を歩き回って寝るところのゴツゴツして暗い洞窟の中だったことでしょう。
一日中、とくに嬉しいこともなく、孤独と不安。
そして、今まで自分に起こったネガティブな出来事が頭をぐるぐる駆け巡ります。
しかし、ダビデがしたことは、ネガティブな思いのまま眠ることではなく、
「あなた」
つまり、神様のことを考えました。
本当に絶望な状況では、自分の理想的な姿を想像することも難しい時があります。
何が理想かもわからなくなっているからです。
その時に有効なのが、聖書を読み、神様がどういう方かを信じてイメージすることです。
「神様は、私がうつ状態にあっても決して罪に定めない。良いときも悪いときも、神様は変わることなく私を愛してくださる」
「私を強くしてくださるキリストによって、私はどんなことでもできる」
「キリスト・イエスにある者が罪に定められることは決してない」
このように、聖書に書いてある、神様の御性質を告白し、頭の中をそのような考えで充満させるのです。
そうれば、寝ている時に、私たちの脳は神の言葉を記憶し、朝起きたら信仰によって行動できるのです。