イスラム教は、生命保険を契約することを禁止していると聞きました。
クリスチャンの中にも、「信仰があれば将来のことを心配するべきではない」「貪欲の表れだ」という考える人もいるそうです。
では、聖書は何と言っているのでしょうか?
聖書は、家族をきちんと養いなさいと教えています。もしも親族、特に自分の家族の世話をしない人がいるなら、その人は信仰を否定しているのであって、不信者よりも劣っているのです。
聖書(1テモテ 5:8)
聖書には保険についての直接的な言及はないので、どのような心で用いるかが大切です。
そもそも、保険はみんなが少しずつ負担をして助け合う「相互扶助の精神」をもった制度です。
保険の起源は、中世ヨーロッパの都市で組織された同業者組合「ギルド」と言われています。
病気やけがで働けなくなったときや、ギルドの仲間に万が一のことがあった時に、遺族に生活援助などを補償できるよう、お金をプールしていたのです。
一家のお父さんが「神様が養ってくれる」という信仰で、お金を使いまくり貯金ゼロで亡くなった時、残された家族はそうすればよいのでしょうか?
もちろん、神様が養ってくださると信じますが、万が一に備えて残された家族を経済的に守るために保険をかけることは、愛から来る行為です。
もちろん、この保険の仕組みを貪欲のために使うならば、罪にもなりえます。
要するに、どのような思いでそれを使うかが大切なのです。
今日の祈り
神様、私たちがいつもお互いを助け合うことを第一にしていけますように。イエス様のみなによってお祈りします。アーメン。