9年間Amazonに勤めた元従業員であり、起業家のベンソン氏は、AmazonCEOジェフ・ベゾス氏の成功の鍵を次のように述べています。
「素早くスマートな決断を下す能力」と。
ベゾス氏だけではなく、世界のCEOたちは決断がとてつもなく早いと言います。
なぜでしょうか?
彼らは、あらかじめすべての問題を予測して解決しておくことなど不可能だと言うことを知っているからです。
聖書も、信仰とは結局のところ、先の見えない状況下における決断であると言っています。
信仰とはいったい何でしょう。それは、望んでいることが必ずかなえられるという確信です。また、何が起こるかわからない先にも、その望んでいることが必ず待っていると信じて疑わないことです。
聖書(ヘブル11:1リビングバイブル訳)
信仰とは、「望んでいることが必ずかなえられるという確信」とあります。
ここでの望むこととは、「私たちの欲望」ではなく、「神様の約束への望み」です。
例えば、「神様は私たちを決して見放さず、見捨てない」という約束が聖書に書かれています。
でも、状況が不安定の時、誰かに傷つけられて自暴自棄になった時、私たちは本当に神様に信頼しても大丈夫か?と不安になります。
これを思い煩いと言います。
しかし、聖書は、そんな時にこそ、
今日の箇所にも書かれています。
「何が起こるかわからない先にも」
神の約束の成就が待っていることを「信じて疑わないこと」、それが信仰なのだと言っているのです。
これは、決断です。
決断を邪魔する思い煩い(不安)を消し去る方法は、決断することです。
思い煩いの中で、安心して決断できる根拠は、イエスさまの愛です。
小さい子供と一緒に交通量の多い交差点を渡るとき、子どもの手をしっかりと握りますよね?
横断するとき、小さな子どもというのは手から離れて自由に歩きたがりますが、私たちは決して子どもの手を離しませんよね?
危ないし、何かあれば守ってあげれるから。
神様は、私たちの手をいつも握っておられます。
だからこそ、思い煩いという重荷を手放して、イエスさまの手を握りましょう。
【参考文献】回復への道 (リック ウォレン)2005/9/1