・急に欠勤や遅刻が増える
・仕事にミスや雑な対応、ないがしろな態度が増える
・感情や意欲を失う、人とのコミュニケーションをうまくとれなくなる
・アルコールや買い物の量が増える
・頭痛、 朝起きられなくなる などの体の不調が出てくる
といった症状があるなら、燃え尽き症候群になっている可能性があります。
燃え尽き症候群とは「今まで熱心に仕事に取り組んでいた人が、急に熱意や意欲を失ってしまう」様態を指す言葉です。
聖書に出てくる預言者エリヤも燃え尽き症候群に陥っていました。 しかし、神様は、彼に三つの新しい使命を与えられます。
①ハザエルをアラムの王とする
主は彼に言われた。「さあ、ダマスコの荒野へ帰って行け。そこに行き、ハザエルに油を注いで、アラムの王とせよ。
聖書(1列王記19:15)
②エフーをイスラエルの王とする
また、ニムシの子エフーに油を注いで、イスラエルの王とせよ。
聖書(1列王記19:16前半)
③エリシャを預言者とする
また、アベル・メホラ出身のシャファテの子エリシャに油を注いで、あなたに代わる預言者とせよ。
聖書(1列王記19:16後半)
これら使命は何を表しているのでしょうか?
2つのメッセージがあります。
①あなたの使命を最後まで果たせ
まず、これらは今までにない大きく、かつ危険な任務であるということです。
国内だけではなく、外国の王を任命すること。
現存の王に命を狙われているのに、新しい王を任命すること。
自分の後継者を任命すること。
少し、考えただけで、半端なく危険であり、国際情勢を動かすほどのスケールの大きい任務です。
これは、燃え尽きていたエリヤを「まあ、あなたはもう引退だから、最後これだけやっといてね」程度の使命ではないということです。
むしろ、今まで以上のミッションなのです。
神様は弱気になっている私たちにこう言われるのです。
「私はあなたを諦めない。あなたならできる。立ち上がって使命を果すのだ」と。
②神の計画はあなただけのものではない
エリヤの最後の使命は、三人の人に、神の役割を付与することでした。
つまり、役割を受けたこの三人が神のビジョンを進めるために、これから活躍していくのです。
ハザエルの剣を逃れる者をエフーが殺し、エフーの剣を逃れる者をエリシャが殺す。
聖書(1列王記19:17)
これは、順序としてはアラム王ハザエルがアハブを打ち、生き残った者をエフーが打ち、更に生き残った者をエリシャが片付けるというチームプレーとも言えます。
つまり、何が言いたいのか?
神の計画は、一人の人だけで成し遂げるものではないということです。
あなたに与えられている使命は、神の計画のわずか一部分しかないのです。
サッカー観戦で、観客席に大きな、絵や応援メッセージが現れる時があります。
よく見てみると、サポーターが一人ずつ、色のついた四角い紙を掲げており、遠くから見たときに、絵になっているのです。
これは、一人にはできないことです。
神はそれを求めていないのに、神の働きを、自分一人で完結しようとする時、私たちは燃え尽きるのです。
神があなたに与えておられる使命はなんでしょうか?
目に見える結果が出ていようが、出ていまいが、使命を忠実に果たしていくことに集中するならば、決して燃え尽きることはありません。
少し疲れたいるなら、エリヤのように、少し休んで、再び立ち上がればいいのです。