今回は、牧師と神父の違いは?違うのは名前だけ?「結婚できる?女性はなれないの?」という疑問について、聖書にどのように書かれているのか説明していきます。
このクリスチャンQ&Aシリーズでは、クリスチャンに関わる素朴な疑問から、少しディープな問題、普段はなかなか聞きにくい内容…等について、洗礼を受けて3年の筆者みずきがゆうき牧師に質問をしていき、聖書をもとにわかりやすく解説していくシリーズとなっています。
この記事の内容はYouTubeでも話しているので、よかったらYouTubeも見てくださいね!
取り上げて欲しい疑問や話題があれば、ぜひYouTube動画のコメントでリクエストをお願いします。
今回の質問は何でしょうか?
今回は、牧師と神父の違いって何ですか?という質問です。
牧師と神父の違いって何?
結構このように疑問に思う方は多いみたいです。
ネットで調べると、「牧師」と打った時点で「神父 違い」みたいな検索予測ワードが出てきました。
私なりに調べた結果ですが、プロテスタントでは牧師と言い、「牧」という字は、羊飼いで牧するという意味があるそうです。
カトリックと対比して考えると、家庭を持つことができる、女性でもなれると書いてました。
一方、カトリックとか正教会では「神父」と言い、それは職名ではなく敬称だそうです。
そして、神父は独身でなければならない、女性にはできないと書かれていました。
どうでしょうか?
僕も調べてみました。僕は、カトリックに詳しいわけではありませんので、もしカトリックの方がいて、間違いがあれば補足してほしいです。
僕の知識で言うと、みずきさんの調べてくれたことと同じですね。
プロテスタントなのか?カトリックや正教会なのか?というのが一番の大きな違いです。
プロテスタント、カトリックと正教会で区別される
「神父」は、カトリック教会と東方正教会で使われる言葉です。
実は、キリスト教は「カトリック」「プロテスタント」の2つではありません。
カトリック、プロテスタントと、「正教会」というのがあります。英語で言うとOrthodox(オーソドックス)と言いますが、そちらでも「神父」といいます。
みずきさんが言っていたように、神父は役職名ではなく敬称だそうです。カトリックでの役職は、司祭とか司教です。
ニュアンス的には、プロテスタントだと牧師が役職名で、敬称は「〜先生」って言いますよね。
「沈黙」という映画は知っていますか? 遠藤周作さんの小説の映画です。
日本の大迫害があった時に来ていた、ポルトガルのフェレイラ神父が出てくるんですが、映画の中で「パードレ」と呼ばれています。
パードレというのは、ポルトガル・スペイン・イタリア語で「父」と言う意味です。
なのでフェレイラ神父が、カトリックの信徒から「パードレ」と言われてたのは「お父さん」というニュアンスです。
「フェレイラお父さん」みたいな、敬称の意味で神父を呼んでいたようです。
恐らく、これが日本では敬意を込めて「神父」という名前に変わったのではないか?という説があるそうです。
また、神父は基本的に独身男性だと言われています。
牧師は結婚できるが、神父は基本独身男性
牧師は結婚できるし、男性だけではなく、女性でもなれるとみずきさんは調べてくれました。
プロテスタントの中で、女性の牧師を禁じている教団もあります。
なぜかというと、女性が教える立場に立ってはいけないとパウロ書簡に書いてあるので、教団として「女性はダメです、按手できません」という立場の教団もあります。
僕は女性の牧師で尊敬する先生や、実際に活躍されて神様の実が結ばれている方々を知っていますし、素晴らしいと思っています。これも、召されればなる、という考えの立場ですかね。
しかしさまざまな考え方がありますので、僕の考えが正しいとか、認めないのは間違いだいうことではありません。
さまざまな立場や見方があると受け取っていただきたいです。
私たちはプロテスタントの教会のクリスチャンです。
カトリックや正教会のことには詳しくありませんので、間違っていたり補足が必要な部分があれば、ぜひコメント欄で教えてください!
まとめ
Q .牧師と神父の違いは?違うのは名前だけ?「結婚できる?女性はなれないの?」
A .プロテスタントでは牧師、カトリックと正教会では神父と呼ばれます。しかし、牧師が役職名なのに対して、神父は役職ではなく敬称です。
牧師は、結婚できますし、教会や教団教派によっては女性牧師もいます。神父は基本独身男性であり、女性にはできないようです。
ゆうき牧師はプロテスタントの牧師です。
カトリックと正教会に関して、間違っている部分があればコメントで教えてください!
最後まで読んでいただきありがとうございます。このメッセージはYouTubeでもご視聴いただけます。