ドラマ『半沢直樹』の名セリフに「やられたらやり返す、倍返しだ!」があります。
悪い人に復讐していくのはスカッとしますよね。大好きなドラマです。
『目には目を、歯には歯を』と言われていたのを、あなたがたは聞いています。しかし、わたしはあなたがたに言います。悪い者に手向かってはいけません。あなたの右の頬を打つ者には左の頬も向けなさい。
聖書(マタイ 5:38-39)
社会の授業で習った『ハムラビ法典』を思い出します。
これは、復讐を勧めるものではなく、「度を越えるような酷い復讐をしてはいけない」という意図があります。
しかし、イエス様は、もっと高い基準を示されたのです。
「敵を赦し愛せよ」
悪に打ち勝つ方法は、悪で返すことではなく、愛だからです。
イエス様こそ、無罪で十字架に付けられたとき、人々を赦しました。
「父よ、彼らをお赦しください。彼らは、自分が何をしているのかが分かっていないのです。」
聖書(ルカ 23:34 )
もし、神が本気で復讐されたら、生き残れる人間はいません。
北大出身の内村鑑三は次のように言いました。
敵が憎しみの拳銃を撃つときには、愛の大砲で応対し、敵が憎しみの毒の杯を飲ませるときには、愛の洪水で応対しなさい。
内村鑑三
同じように、私たちも職場で嫌なことをされたら、愛で応酬しましょう。
そうすれば、世界は変わります。
今日の祈り
神様、嫌なことをされても、人を赦す愛をください。イエス様のみなによってお祈りします。アーメン。