はじめに
今日は、聖書に書かれている「再臨」について解説します。
「再臨」って聞いたことがある人でも遠い未来の出来事のようで、自分とは関係がないと思ってしまうのが「再臨」ですよね。
でも、実は神様はこの「再臨」を私たちに本気で伝えたいと思っています。選挙のスピーチでは伝えたいことを何度も繰り返して話しますよね。同じように「再臨」も聖書に何度も、何度も繰り返して書かれています。それほどに聖書全体を記した著者(神様)が、何とかして私達に伝えたいと願っていることなのです。
この記事を読めば、再臨がどのような出来事かわかるようになります。またその目的がわかることで、人生の目的が明らかになります。
最近は、世の終わりについて聖書が何を言っているかだけにフォーカスを当てた聖書の終末預言シリーゆうき牧師のYouTubeチャンネルでは、世の終わりについて聖書が何を言っているかだけにフォーカスを当てた聖書の終末預言シリーズ動画や、日常生活にすぐに適用できる3分の短い聖書のメッセージ動画をアップしています。「この世はこれからどうなるのか?」「聖書をもっと学んでみたいな」という方は、YouTubeのチャンネル登録をよろしくお願いします。
聖書は再臨について何と言っているのか。
結論を一言でいうと、 再臨とはキリストが地上に再び来られる ということです。
再臨は本当に来ますか
再臨は必ず来ます。御使いによる証言
そしてこう言った。「ガリラヤの人たち、どうして天を見上げて立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行くのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになります。」
聖書(使徒1:11)
イエス様が十字架に架かられ、復活し、昇天される様子を見上げていた弟子たちに対して、御使いが再び来ると告げました。
イエス様ご自身による証言
わたしが行って、あなたがたに場所を用意したら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしがいるところに、あなたがたもいるようにするためです。
聖書(ヨハネ14:3)
イエス様は再臨のことを「あなたがたを迎え」に来ることだと証言しています。
弟子たちによる証言
イエス様の弟子達のメッセージは十字架による罪の悔い改め等と共に、再臨も大きなテーマでした。弟子たちは再臨が必ずやってくることを人々に教え、それを待ち望むように伝えたのです。
しかし、主の日は盗人のようにやって来ます。その日、天は大きな響きを立てて消え去り、天の万象は焼けて崩れ去り、地と地にある働きはなくなってしまいます。
聖書(2ペテロ3:10)
祝福に満ちた望み、すなわち、大いなる神であり私たちの救い主であるイエス・キリストの、栄光ある現れを待ち望むように教えています。
聖書(テトス2:13)
再臨はいつ来ますか
聖書にはキリストの再臨の明確な日付は明らかにされていません。キリストの再臨の時は神様だけが知っていて、人が想像できないタイミングでやってきます。
再臨が来る前に用意をする必要があるのです。用意とはすなわち、イエス・キリストは神であり、自分の罪の為に神の御子が十字架にかかって下さったことを信じ、救いを頂くことです。
今、この瞬間に再臨がまだ来ていないのは一人でも多くの人がイエス・キリストを信じることができるようにと、神様が憐れんでくださって、その時を遅らせているのです。
ただし、その日、その時がいつなのかは、だれも知りません。天の御使いたちも子も知りません。ただ父だけが知っておられます。
聖書(マタイ24:36)
主の日は、盗人が夜やって来るように来ることを、あなたがた自身よく知っているからです。
聖書(1テサロニケ5:2)
再臨の様子
最初にイエス様が地上に来られた時、家畜小屋でひっそりと生まれましたが、再び地上に来られる時には、全く逆の様子で来られます。しかも想像を絶するその様子を目で見ることが出来ると聖書は明らかにしています。
1.栄光に輝いて、雲に乗って来られる。 聖書(マタイ24:30)
2.み使いを伴って来られる。 聖書(マタイ16:27)
3.イエス様を信じる人々と共に来られる。 聖書(コロサイ3:4)
4.すでに眠りについた者と共に来られる。 聖書(1テサロニケ4:15,15)
5.目で見える様子で来られる。 聖書(使徒1:11)
6.号令と御使いの声、神のラッパとともに来られる。 聖書(1テサロニケ4:16)
再臨の目的
神を待ち望む人々を迎えに来る
2わたしの父の家には住む所がたくさんあります。そうでなかったら、あなたがたのために場所を用意しに行く、と言ったでしょうか。
聖書(ヨハネ14:2~3)
3わたしが行って、あなたがたに場所を用意したら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしがいるところに、あなたがたもいるようにするためです。
救い主のありのままを見る
愛する者たち、私たちは今すでに神の子どもです。やがてどのようになるのか、まだ明らかにされていません。しかし、私たちは、キリストが現れたときに、キリストに似た者になることは知っています。キリストをありのままに見るからです。
聖書(第1ヨハネ3:2)
今はぼんやりとしかわからない、もしくは見えない神のみ姿も、再臨の時にはそのまま見ることが出来るようになります。
スポーツで栄冠を勝ち取った人を見る時、私たちは自分のことのように感動があふれることがありますよね。その選手の技術の素晴らしさだけではなく、選手の有様や性格等、内側にあるすばらしさにも思いを寄せ、より感動するのです。
再臨の時、私たちはキリストの姿を見るとともに、キリストの聖さ、愛と慈しみ、義と平安、喜びといのちにあふれた「ありのまま」のキリストを見ことが出来ます。そうして、これまでに感じたことのない喜びと感動があふれるようになります。
救い主といつまでも共にいる約束を得る
それから、生き残っている私たちが、彼らと一緒に雲に包まれて引き上げられ、空中で主と会うのです。こうして私たちは、いつまでも主とともにいることになります。
聖書(第1テサロニケ4:17)
天地万物を支配されるイエス・キリストと、永遠に共にいるという、素晴らしい約束を得ます。
キリストを信じる人の姿が変えられる
人の魂の救いは、イエス・キリストを救い主として信じることにより完成しますが、救いは肉体にも及ぶのというのが究極の救いです。
キリストは、万物をご自分に従わせることさえできる御力によって、私たちの卑しいからだを、ご自分の栄光に輝くからだと同じ姿に変えてくださいます。
聖書(ピリピ3:21)
キリストが再臨される瞬間、キリストと共にいる人々の体は病や死に支配されることのない、栄光の体に変えられるのです。
人の目的は地上での利益のみを求めるのではなく、イエス・キリストを信じる信仰により魂の平安を得、神と共に永遠に住まうという天国での素晴らしい約束を目指して歩みを進めることです。
まとめ
聖書は再臨について何と言っているのか。 結論を一言でいうと、 再臨とはキリストが地上に再び来られる ということです。
1.再臨は聖書の中でキリスト、弟子、御使い達も必ず来ると証言しています。
2.再臨が来る時は人には知らされていません。
3.再臨は目に見える様子で来ます
4.再臨は、神の計画の完成であり、神が用意された住まいに永遠に住み、神と共にいる約束です。
参考:聖書辞典 (いのちのことば社)
キリスト教教理入門 (いのちのことば社)
ヨハネの黙示録講解 (恵みの家)
住まいの幕を惜しみなく (堺福音教会)