「世の終わりに私たちがすべきこと」聖書(マタイ24:3-14)

20200419
この記事は約6分で読めます。

3 イエスがオリーブ山で座っておられると、弟子たちがひそかにみもとに来て言った。「お話しください。いつ、そのようなことが起こるのですか。あなたが来られ、世が終わる時のしるしは、どのようなものですか。」
4 そこでイエスは彼らに答えられた。「人に惑わされないように気をつけなさい。
5 わたしの名を名乗る者が大勢現れ、『私こそキリストだ』と言って、多くの人を惑わします。
6 また、戦争や戦争のうわさを聞くことになりますが、気をつけて、うろたえないようにしなさい。そういうことは必ず起こりますが、まだ終わりではありません。
7 民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、あちこちで飢饉と地震が起こります。
8 しかし、これらはすべて産みの苦しみの始まりなのです。
9 そのとき、人々はあなたがたを苦しみにあわせ、殺します。また、わたしの名のために、あなたがたはすべての国の人々に憎まれます。
10 そのとき多くの人がつまずき、互いに裏切り、憎み合います。
11 また、偽預言者が大勢現れて、多くの人を惑わします。
12 不法がはびこるので、多くの人の愛が冷えます。
13 しかし、最後まで耐え忍ぶ人は救われます。
14 御国のこの福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての民族に証しされ、それから終わりが来ます。

聖書(マタイ24:3-14)

はじめに

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、5月6日まで緊急事態宣言が全国でなされました。
ある精神科医の独自調査によると、3月下旬、1日に診察した68人のうち、58人がコロナへの強い不安を述べたといいます。
患者の8割以上が同一の心配事を語るというのは、東日本大震災を含めてこれまで一切なかったようです。

最近は「コロナうつ」という言葉もよく耳にします。

問題は何かというと、コロナに感染する前に、先にメンタルがやられてしまう可能性があるということです。

クリスチャンでも、同じように不安と焦りを持つ可能性があります。
だからこそ、イエス様はどのようにおっしゃったかに注目しましょう。

6 また、戦争や戦争のうわさを聞くことになりますが、気をつけて、うろたえないようにしなさい。そういうことは必ず起こりますが、まだ終わりではありません。

聖書(マタイ24:6

ニュースを見て不安になるのはわかります。
しかし、聖書を読みましょう。

そして、私たちクリスチャンとして、今の時代にすべきことがあります。

大事なのは、「気をつけて、うろたえないようにすること」です。

世の終わりの歩き方

今日は、三つのポイントでお話しします。

  • ①世の終わりに起こる7つのこと
  • ②世の終わりの特徴
  • ③世の終わりに私たちがすべきこと

①世の終わりに起こる7つのこと

イエス様は、終末に7つのことが起こると言いました。
これらのことは必ず起きます。
これらのことは私たちにとって、悲劇です。

今、コロナで多くの人が死に、私たちは言いようもない先行き不安に悩まされています。
そのようなことが、「起こる」とイエス様は断言されているのです。

  1. 「にせキリストの出現」(4,5節)。
    20世紀だけでも「にせキリスト」は、100人を越えたと言われている。
  2. 「戦争と戦争のうわさ」(6,7節前半)
    テロの増加
    24の国や集団。
  3. 「ききん」(7節後半)。
    アフリカ飢饉。
    2018年に発表された国連の調査によれば世界で約8億人以上、世界人口の9分の1が飢餓の状態にあるとされており、飢餓人口の約3分の2がアジア地域に集中しています。
  4. 「地震」(7節の後半)。
    2011東日本。
    首都直下型地震、今後30年以内に70パーセント起こる可能性。
    死者2万3,000人 経済被害95兆円
  5. 「迫害」(9節)
    2016年の統計では2億1,500万人のクリスチャンが迫害された。
    北朝鮮は約40万人が地下教会で活動をしている。
  6. 「教会の背教と腐敗」(10~12節)。
    多くの人たちに対する愛。つまり名前だけの弟子たちの背教。
  7. 「全世界への福音宣教」(14節)

あれ?疫病は?

大きな地震があり、方々に飢饉や疫病が起こり、恐ろしい光景や天からの大きなしるしが現れます。

聖書(ルカ 21:11)

コロナウイルスは世の終わりのサインとも言えます。
しかし、エイズは20世紀になって初めて知られるようになった疫病です。
またたく間に世界に広まり、「もはや安全な国はない」と言われるまでに全世界に脅威を与えています。

コロナは今後数年続くので、終末かどうかを確かめるよりも、終末をどう生きるかにエネルギーを割いた方が賢明です。

②世の終わりの特徴

  1. 多くの人が神に従わず
  2. 惑わしの霊に捕らえられて
  3. 憎み合い
  4. 愛が冷めていく

注意すべきは、私たちがこのようになる可能性も大いにあるということです。

コロナ危機で、神様は私たちの目の前で手を打ち鳴らし、「目を覚ましなさい!」と忠告されているのです。

安全な時は、良いクリスチャンでいられるかもしれません。
しかし、コロナのような生命の危機、国全体を揺るがす危機の中で、本物かどうかが明らかにされるのです。

  • マスクや消毒液を転売する人。
  • マスクが売り切れて、定員に怒鳴る人。
  • 山手線の電車内でせきをした若者に怒鳴り散らすおじさん

ここで大切な質問はただ一つ。
「私たちはどうでしょうか?」

③世の終わりに私たちがすべきこと

A. 惑わされないように目を覚ます

4 そこでイエスは彼らに答えられた。「人に惑わされないように気をつけなさい。

聖書(マタイ24:4)

聖書に記されたとおりにイエス・キリストを信じるなら、にせキリストとにせ預言者の惑わしを堅く退けることができます。

B. 最後まで耐え忍ぶ

13 しかし、最後まで耐え忍ぶ人は救われます。

聖書(マタイ24:13)

イエス・キリストから目を離さない。

C. 福音を宣べ伝える

14 御国のこの福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての民族に証しされ、それから終わりが来ます。

聖書(マタイ24:14)

イエス・キリストを宣べ伝える。

シンプルです。
「イエス様」を信じることです。

18 イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。「わたしには天においても地においても、すべての権威が与えられています。
19 ですから、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。父、子、聖霊の名において彼らにバプテスマを授け、
20 わたしがあなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい。見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。」

聖書(マタイ28:18-20)

終わりに

①世の終わりに起こる7つのこと

  1. 「にせキリストの出現」(4,5節)。
  2. 「戦争と戦争のうわさ」(6,7節前半)
  3. 「ききん」(7節後半)。
  4. 「地震」(7節の後半)。
  5. 「迫害」(9節)
  6. 「教会の背教と腐敗」(10~12節)。
  7. 「全世界への福音宣教」(14節)
  8. +「疫病」 聖書(ルカ 21:11)

②世の終わりの特徴

  1. 多くの人が神に従わず
  2. 惑わしの霊に捕らえられて
  3. 憎み合い
  4. 愛が冷めていく

③世の終わりに私たちがすべきこと

  • A.惑わされないように目を覚ます
  • B.最後まで耐え忍ぶ
  • C.福音を宣べ伝える
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この記事を書いた人

牧師。ライフコーチ。
1985年札幌で生まれる。小樽商科大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行で3年間勤務。関西聖書学院(KBI)で1年間聖書を学ぶ。CCC(Campus Crusade for Christ)短期宣教を通じて出会った、当時CCC専任スタッフのク・ソンリムと2012年に結婚。2013年から3年間ソウル・オリュン教会日本語礼拝部伝道師として仕えつつ、トーチ・トリニティ神学大学院英語コース修士課程(Torch Trinity Graduate University/Master of Divinity)を修める。2016年から3年間、母教会札幌キリスト福音館で牧師として仕えた後、2019年より、札幌ガーデンチャーチを開拓。

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