救いの確信①あなたはイエス様を信じていますか? 聖書(ローマ10:9)

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はじめに

今日から、新しいメッセージシリーズを始めます。
その名も「救いの確信シリーズ」です。

クリスチャンになるときに、つまづくポイントの一つが、

「私なんかがクリスチャンといってもいいのだろうか?」
「私なんかが洗礼を受けてもいいのだろうか?」

と言う自分に対する自信のなさです。

聖書知識も大してないし、体験だってしてるわけじゃない。
そもそも、いまだに疑っている部分もあるし、完璧に腑に落ちてるわけじゃない。

「もう少し、勉強したら、洗礼受けます」
「教会にもっと通って、成長したら、クリスチャンになろうか考えてみます」

そんな人がガーデンチャーチにもいたとかいないとか。

みなさんが、教会に通ったばかりの人からこのように言われたらどう対応しますか?

「あなたの自由だから、焦らなくていいよ」と言いますか?

この応答は、一見、相手のことを思っているかのように聞こえます。
でも、はっきりいってその対応だったら、その人は「本来は、すぐにできる大事な決断、信仰による救いを得られるチャンス」を逃すことになります。
もしかすると、その人は「自分はクリスチャンになるにはまだまだだ」と誤解して一生を終えるかもしれません。

これは、ノンクリスチャンだけの問題ではありません。
同じ問題を抱えたクリスチャンがものすごくたくさんいます。

「私は本当に信じているのだろうか?」
「自分はクリスチャンとして大丈夫なのか?胸を張って言えるのか?」
「だって、自分の生活を見たら、罪を犯すし、汚い部分あるし、真面目とは言えない…」
「人にはあまり言えないけど、実は随分、一人で祈ってもいないな…」

安心してください。
このメッセージシリーズを聞けば、あなたがノンクリでもクリでも、この「自分は本当に〜〜〜だろうか?」という不安定な状況に一発でサヨナラすることができます。

この不安定な状態の原因は、単なる知識不足だからです。

「信じるとは何か?」「信じることと、確信を持つことの違い」を知らないからです。
ガーデンチャーチでは、僕がしつこく教えている部分なので、わかってる人も多いでしょう。

でも、このYouTubeを見ている人の中には、今まで教えてもらったことがないゆえに、風に吹かれて揺れるクリスチャン生活を送っている人も多いかもしれません。

このシリーズからしっかり聖書的な「救いの確信」の理解を得て、ぜひ、周りで揺れているクリスチャンを励ましてください。
周りで「イエス様信じたいな…でも」「教会に通ってみたいな…でも」と躊躇している方の「御言葉によって」背中を押せる人になって欲しいと思います。

さて、この救いの確信シリーズは、全10回です。

まず、みなさんに、10個の質問をします。

はい、いいえ、わからないの三択で答えて欲しいと思います。

  • ①あなたはイエス様を信じていますか?
  • ②イエス・キリストが今あなたの中におられますか?
  • ③あなたは罪を赦されたと確信していますか?
  • ④あなたは神様の子となりましたか?
  • ⑤あなたは永遠の命を得ましたか?
  • ⑥あなたは救われましたか?
  • ⑦今晩あなたが死ぬとしたら天国へ行ける確信がありますか?
  • ⑧あなたは聖霊を受けましたか?
  • ⑨あなたは生まれ変わりましたか?
  • ⑩滅びの審判を受けない確信がありますか?

どうでしたか?

全部「はい」という人は、確信があります。

「わからない」があった人は、確信が持てないということになります。
このメッセージシリーズで確信に変わります。

「いいえ」があった人は、逆になぜ、「いいえ」の確信があるのか、理由を聞いてみたいです。
「①あなたはイエス様を信じていますか?」ではいと答えて、②以降に「いいえ」がある場合、基本的な聖書理解が欠けているということになります。
この場合は、聖書を学べば、少なくても、「わからない」に昇格します。

さて、今日は、「①あなたはイエス様を信じていますか?」について、聖書から確信を得ていくこととしましょう。

「①あなたはイエス様を信じていますか?」という質問はちょっと意地悪な質問です。
そう聞かれると、なんだか、「俺って本当に信じているのだろうか?」と不安になりますよね?

例えば、パーセンテージにするとどうでしょうか?
「あなたは何%イエス様を信じていますか?」と聞かれたら何%ですか?

100%なら、大きな迫害がきても大丈夫なレベルですね。

でも、そんな人いますか?

ペテロは、イエス様が十字架にかかる前は「100%信じてます!」的な勢いで信仰を告白しましたが、実際、イエス様が敵対者たちに連行されたら、怖くなって、三度もイエス様を知らないと言いました。
ペテロは、自分では100%の信仰があると思っていましたが、試練における彼の行動を見れば、100%ではなかったでしょう。

じゃあ、みなさんはどうですか?
ペテロの話を聞けば、おそらく、100%と答える人はいなくなるでしょう。

ゆうき牧師は100%でしょうか?
今は、こんなに頑張ってメッセージを語ってますが、迫害が来たら、耐えれる自信がないというのが正直な気持ちです。

ってことは、どうでしょうみなさん。

僕らは、確信がないってことになりませんか?

あれ?じゃあ、信じることに対する確信のない僕らは、救われていないのでしょうか?

みなさん、救われていますか?

「はい」

救われています。

信仰の確信がなくても、救われるんですか?
少し疑いがあったり、迫害が来たら信じれないかもっていう人も、救われるんですか?

どうでしょう、みなさん。
ここまで細かく考えたことないですよね?

でも、大事です。

結論を言います。

信仰の確信がなくても、救われます。
少し疑いがあったり、迫害が来たら信じれないかもっていう人も、救われます。

あなたは救われています。

なんで?根拠は?

根拠は聖書です。

なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせたと信じるなら、あなたは救われるからです。

聖書(ローマ10:9

よく見て下さい。

「もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせたと信じるなら」

「信じるなら」って書いてます。

「100%信じるなら」とか、「信じている確信があるなら」とは書いていません。

「信じるなら」救われるのです。
なんて曖昧な表現なのでしょうか!

はい。信じることは、非常に曖昧なんです。

正確に言えば、その人が本当に信じているかは、神様しかわかりません。

でも、信じたいと思えるなら、ほとんど場合は、信じていると思って良いのです。

「信じたい」「信じてみたい」くらいでもいいってことです。

みなさん、これ重要です。

なぜ、「信じたい」「信じてみたい」くらいでもいいのでしょうか?

なぜなら、信仰とは「信じるか」「信じないか」の二択しかないからです。

どういうことか?

あなたが1%でも信じているなら、それは信じていることなんです。
99%疑っても、知識不足でよくわからなくても、確信までいかなくても、1%でも、それは信じているということなんです。

あなたが「絶対に信じない」と言えば、あなたは信じてません。
残念ながら、救われません。

でも、少しでも信じたいという思いがあれば、信仰告白ができるのです。

「もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせたと信じるなら」

これをやってみるだけの信仰が1%あるなら、やってみて下さい。
あなたは救われます。

いいですか?
確信はその後の話なんです。

信じることと、信じている確信は別物です。

信じるのは、0%か0%じゃないかの二択です。
確信は、1%~100%の間の幅であって、人によって違います。

例えば、「口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせたと信じる」なら、僕ら全員信じています。

でも、僕の信じている確信度合いと、あなたの度合いは違う可能性があるんです。

僕の方が確信が弱いかもしれませんが、一応、牧師なので、聖書の知識の土台や、36年間のクリスチャンとしての試練や体験の数や濃さがあるので、確信が強いと言えます。

だから、試練は、信じた後に起こるんです。
信仰の試練は、信じるかどうかを試すのではなく、信仰が練り上げられるために神様がゆるすこと。
つまり、あなたの1%の信仰が2%になるため、10%になるための試練なんです。

例えば、僕で言えば、銀行員時代は、毎日しんどい社会人生活の中で、泣きながら祈ってました。
それらの祈りは聞かれ、その時の体験や成長は、本になって証しとなりました。

でも、銀行員3年目だったと思います。
姉が急に天に召されました。

なんで?って思いました。

「自分の信じている神様ってなんなのか?」本気で考えました。
1ヶ月くらい、信仰がニュートラルになった気がしました。

なぜ?なぜ?なぜ?と急にわからなくなったからです。

でも、僕は、この信仰の試練を乗り越えました。
今ではなぜ、姉が天に召されたか、平安を持って受け入れることができていますし、そのことすらも神に感謝ができるようになりました。

試練の前の僕の信仰と、試練の後の信仰、どっちが確信が強いか?
試練の後なんです。

ペテロはどうでしょう?

イエス様を三度も知らないと否定しました。
彼は思ったことでしょう。
「自分の信仰は弱い」と。

でも、彼は信仰を捨てたでしょうか?
捨ててません。

ただ、弱かっただけです。この信仰の強弱が、確信度合いのことです。

その後、聖霊に満たされたペテロは晩年、皇帝ネロに捕らえられ、逆さ磔になって殉教したと言います。
エウセビオスの『教会史』によれば、ペテロは自ら望んで逆さ十字架の受難を望んだというのです。

彼の弱かった信仰が、確信に変わったことを意味します。

イエス様を裏切った試練を乗り越え、その後も、初代教会の成長やパウロとの出会いなどを通して、彼の信仰は成長していったということです。

つまり、

信じるのは、0%か0%じゃないかの二択で、確信は、1%~100%の間の幅であって、人によって違うのです。
この1%~100%の間の幅のことを、確信とも、信仰の強い人、弱い人といったりするということです。

つまり、確信がなくても、信仰が弱くても、信じることができるということです。

あなたが信じるなら、あなたは救われているのです。
あなたが0.00001%でも信じているなら、あなたは100%救われているのです!

なぜなら、あなたの信じる力が、救いをもたらすわけじゃないからです。
神の真実さによって、あなたは救われるのです。
あなたの99.9999%の不信仰を、凌駕する、神の100%完全な真実さが、あなたを救うのです。

でも、そこには、あなたの「信じたい」というわずかな信仰がどうしても必要なんです。
あなたがロボットでないからです。

じゃあ、冒頭お話ししたケースに戻りましょう。

少し聖書を勉強したノンクリスチャンがこのように悩んでいたら、今なら、どう答えますか?

「私なんかがクリスチャンといってもいいのだろうか?」
「私なんかが洗礼を受けてもいいのだろうか?」
「聖書知識も大してないし、体験だってしてるわけじゃない。」
「そもそも、いまだに疑っている部分もあるし、完璧に腑に落ちてるわけじゃない。」

一つ確認させて下さい。
「あなたはイエス様を信じたいですか?」
「信じたいか、信じたくないか、どっちが近いですか?」

「信じたいです」

「イエスを主と口で告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせたと信じますか?」

「それくらいはできます」

であれば、「あなたは信じています」「洗礼を受けれます」

「え、でも確信ないんですが」

「確信はこれからの話です。対して聖書も学んでないのに、今、確信がある方がおかしいですよ」
「まずは信じる」その後で、その信仰が強くなるように、聖書を学び、体験できるように、一緒に祈っていきましょう」

これでいいということです。

終わりに

「①あなたはイエス様を信じていますか?」

信じるのは、0%か0%じゃないかの二択で、確信は、1%~100%の間の幅であって、人によって違う。
この1%~100%の間の幅のことを、確信とも、信仰の強い人、弱い人といったりする。

なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせたと信じるなら、あなたは救われるからです。

聖書(ローマ10:9)

信じるか、どうかが大事。
信じた後は、信仰が成長するように、聖書を学び、試練を乗り越えていく次のステップがある。

その中で、ペテロのように信仰が揺らぐこともあるでしょう。
でも、それも全て、神様があなたの信仰の確信を強めるために許される試練です。

今、信じていない人は、信じる気持ちが少しでもあるなら、信じましょう。そうすればあなたは救われます。
今、信じているけど、確信がない人は、信じることと確信は別だということを理解しましょう。

そして、その確信が強まっていくように、神様に祈り求めていきましょう。
信仰の確信は、山をも動かすことができます。

今まで不安だったことや、恐れていたことに影響されなくなります。
だからこそ、確信をもとめていきたいと思います。

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この記事を書いた人

牧師。ライフコーチ。
1985年札幌で生まれる。小樽商科大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行で3年間勤務。関西聖書学院(KBI)で1年間聖書を学ぶ。CCC(Campus Crusade for Christ)短期宣教を通じて出会った、当時CCC専任スタッフのク・ソンリムと2012年に結婚。2013年から3年間ソウル・オリュン教会日本語礼拝部伝道師として仕えつつ、トーチ・トリニティ神学大学院英語コース修士課程(Torch Trinity Graduate University/Master of Divinity)を修める。2016年から3年間、母教会札幌キリスト福音館で牧師として仕えた後、2019年より、札幌ガーデンチャーチを開拓。

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