産業医の武神健之さんはストレスに弱い人には「人間関係における特徴が3つある」と言っています。
今日取り上げるのは、2つ目の「自分と他人への期待が高すぎる」という特徴です。
聖書は、ストレスを感じたら、すぐに神様に祈りなさいと言っています。
何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。
聖書(ピリピ4:6)
「思い煩い」とは、「自分ではコントロールできない問題」に対するストレスです。
自分への期待が高い人は、思った通りにうまくいっているときは問題ありません。
しかし、ちょっとしたことで自分のペースが崩れて、問題を「自分ではコントロールできないように」感じた途端ストレスを感じます。
「努力が足りないから、もっと頑張らなければいけない」と考え、自分を追い詰めてしまう人もいます。
そのように自分への期待が高い人は、その「過剰な期待」を周囲に対して抱いてしまい、「誰もやってくれない。結局、自分がやらなければ」ともっとストレスを感じます。
先ほどの聖書の箇所はパウロがピリピにある教会に書いた手紙です。
ピリピの教会は、人間関係が最悪な状況でした。
もし、パウロが自分への期待が高すぎる人なら、「俺が解決せねば」と真っ先にピリピの教会に出向いたでしょう。
他人への期待が高ければ、手紙で「あなたたちはなぜ、〇〇しないんだ」とイライラしたかもしれません。
しかし、パウロは実際に自分が出向いて行って問題を解決することではなく、「祈りなさい」とアドバイスしました。
なぜなら、彼は神こそが、全ての問題を完璧に解決できることを信じていたからです。
もし、手に負えない問題にストレスを感じているなら、祈りましょう。
今日の祈り
神様、今、人間関係でストレスを感じています。神様が解決してくださることを信じます。 イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。