ダイエットしているのに、ケーキの誘惑に負けてしまうことはよくあります。
実は、「ケーキをを食べない」と「意志の力」で戦おうとすると、ほぼ負けてしまうらしいです。
余計にケーキのことを考えてしまって、余計に食べたくなる脳の性質があるからです。
聖書は、誘惑に陥らないように、目を覚まして祈りなさいと言っています。
誘惑に陥らないように、目を覚まして祈っていなさい。霊は燃えていても肉は弱いのです。」
聖書(マルコ14:38)
誘惑が来た瞬間「祈る」なら、ケーキが「祈り」にすり替わるから、「祈りなさい」という意味ではありません。
「どう祈るか」が重要なのです。
この言葉は、イエスキリストが十字架にかかる前に、ゲッセマネの園という場所で祈られていたとき、弟子たちに語られたものです。
イエス様はどのように祈られたのでしょうか?
まず、弱さや悲しみを否定するのではなく、それを素直に告白しました。
そしてこう言われた。「アバ、父よ、あなたは何でもおできになります。どうか、この杯をわたしから取り去ってください。
聖書(マルコ14:36)
しかし、ポイントはその後です。
しかし、わたしの望むことではなく、あなたがお望みになることが行われますように。」
聖書(マルコ14:36)
これです。
誘惑に打ち勝つ祈りとは、神様が自分に望んでおられることに従えるように祈ることなのでです。
イエス様が祈りによって戦われた誘惑は、神が望まれた十字架という苦難から逃げるという誘惑でした。
それを取り去って下さいと告白はしましたが、最終的には、神様の意志から逃げる自分を差し出しました。
これが、誘惑をはねのける祈りです。
私たちはどのような誘惑を受けているでしょうか?
「悪いことをしてしまう」「罪悪感を感じてしまう」
それらに勝てない自分を告白し、取り除けてもらうように祈る。
今日は、そこに一つ祈りを付け加えましょう。
「神様、あなたが望まれることができるように助けて下さい」