「お前を嫁にもらう前に、言っておきたいことがある。口出しせずに黙って俺についてこい」
これは、約40年前にミリオンセラーになった、さだまさしさんの「関白宣言」という歌です。
今、この曲を書いていたら、ハラスメントで大問題になったかもしれません。
聖書は、「妻は愛によって自発的に夫に従いなさい」と言っています。
妻たちよ。主に従うように、自分の夫に従いなさい。
聖書(エペソ5:22)
「従う」という言葉は、愛情がなくても「いやいや」従わなければいけないというニュアンスがあるかもしれません。
しかし、聖書の従うとは、人格的で愛と尊敬に基づいた自発的な行為を表します。
聖書は、「主に従うように」と説明しています。
神様は、人間に対して、「ロボットや奴隷のように無条件に従え!」と命令されるでしょうか?
いいえ。聖書をちゃんと読んでいれば、神様はそんな従順を求めていないし、喜ばれないのです。
神様が喜ばれる従順とは、キリストを愛する愛のゆえに、自発的で人格的な従順です。
同じように、「妻が夫に従いなさい」とは「いやいや」ではなく、愛と尊敬のゆえに喜んで従うことなのです。
どうでしょう?少なくても新婚のときは、そのような自発的な愛があったはずです。
しかし、この命令には前提条件があります。
キリストを恐れて、互いに従い合いなさい。
聖書(エペソ5:21)
夫が妻より上で偉いから、一方的に従えということではなく、そもそも、夫も妻もお互いに愛と尊敬を持って従う姿勢が求められます。
とはいえ、この後に、妻には「夫に従いなさい」、夫には「妻を愛しなさい」という別々の命令が出てきますし、エペソ5:23に「夫は妻のかしら」とあるので、夫と妻の関係において妻が夫に従うことは、神が定められたと夫婦の枠組みであるといえます。
聖書が命じる通り、夫に従うことを心がけてみましょう。
そもそも、愛と尊敬を持っているのかをチェックする必要はあります。
なければ、祈りましょう。